さとう珠緒が語り尽くしたヤバい交際遍歴「入浴中、男の人の生霊がフワフワ~と…」

 アサ芸読者の皆さん、ちょっと聞いてくださ~い! あのですね、私、整体の施術を受けてきたんですけど、その先生というのがものスゴくって、なんと施術をしながら生霊を取り除いてくれるっていうんですよ。

 生霊、ちょっぴり怖かったけど、やってもらったら、「ああ、過去の男性が見えますね」とかブツブツ始まって。「若い頃、こういう感じで丸顔の男の子がいませんでしたか?」とか言われて、最初はピンとこなかったんです。ところが次第にすっかり記憶から抜け落ちていた高校時代とか20代の頃に知り合いだった男性の面影が頭の中に浮かんできたんですよ。もう付き合うまでもいかないぐらいの距離感の男性ばかりね。

 それでその夜、お風呂に入っていたら、なんか浸け置き洗いしたみたいにいろんな男性がフワフワフワ~って浮かび上がってきたんです。これにはもうビックリですよ~。私自身は忘れちゃっていたけど、向こうは何かこびりついていたのかなって(笑)。

 それが、ホワ~ンと抜けていったんです。

 私、先日のバラエティー番組でもお話ししたんですけど、これまでの彼氏って変な人が多かったんですね。

 例えば、登山をやっている彼がいたんですけど、登りに行く前に「髪の毛、ちょうだい」って言うんです。まあ、お守り代わりみたいなものかなと思ったんですけど、「もし雪山で遭難したら死ぬ時に食べるんだ」って真顔で言うの。死なないためのケラチンのたんぱく質補給!? いやいや、単に寂しさを埋めるためだったみたいですね。

 私も当時はその人のことが好きだったんでしょうね。「わかった~!」って髪の毛をチョキチョキ切って「はいっ!」って渡しました。けど、今思うとキモっ! て思って(笑)。

 でも、何か競走馬の毛を持っていると「馬くいく」から強運を招くって言いますしね。人間だったら美輪明宏さんの髪の毛を持ってたらグングン運気が上昇しそうなイメージもありますけどね‥‥。

 他にはニューヨークにロケで行くお仕事があったんですけど、ずーっと付いてくる人もいました。スタッフさんはもちろん知らないし、こっちは自分のペースで仕事をしたいのに、じと~っと熱い視線を感じるんです。で、振り向くとそこにいる! みたいな(笑)。

 まだまだありますよ~。別れた後に合鍵を持ってマンションに帰ったら、部屋中が足の踏み場もないほどゴッチャゴチャ。で、真っ白い壁に電話番号が殴り書きされていたんです。「ここに電話して!」って。すぐ引っ越しましたけど、彼はちょっとエキセントリックなタイプの人でしたね。かなりヤミってたから、カウンセリングとかに連れて行ってあげればよかったのかも。

 冒頭の話に戻りますが、入浴中に抜けていった男の人たちってみんな普通の人なんです。なのに、変な人ばかりと交際してたっていうのは、やっぱり自分から個性的な人を選んでたからなんでしょうね。若かった!

 あと、私はバブル終焉のギリギリの頃にデビューしたんですけど、まだ社会全体が浮かれてるっていうムードがうっすらありまして。ちょっとお金を持っている人がサプライズでヘリコプターに乗せてくれたんですよ。「今の時期の東京の夜景がいちばんキレイなんだよ」とか何とか言われていきなり乗せられたんだけど、実際に上空に行くとプロペラの音がうるさくてしゃべっている話もな~んにも聞こえないし、とにかくうるさいっていうだけで感動しなかったという思い出もあります。

 一方で感動したのは、九十九里浜の海岸に連れて行ってもらった時かなぁ。これもやっぱりバブルの残り香がある頃だったんだけど、お金がなくてボロい車で行って(笑)。「寒いね」なんて言い合いながら線香花火をしたんです。それがとっても思い出に残っているんですよね。何だか切なくって情緒があって、ヘリコプターよりずっといい思い出として残っています。だからといって、今もまだ寒い中、海辺で線香花火をしたいとは思っていませんからね!

さとう珠緒(さとう・たまお)73年生まれ千葉出身。95年「超力戦隊オーレンジャー」のオーピンク役で人気に。翌年は「出動!ミニスカポリス」の初代ポリスも。その後、「プンプン」ポーズでの元祖ぶりっ子キャラが大ブレイク! 現 在も、「かわいすぎる50歳」として、バラエティーで再ブレイク中!

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