YOSHIKIが映画「翔んで埼玉」に登場してファンが度肝を抜かれたワケ

 話題の映画「翔んで埼玉」が、2月23、24日の週末観客動員ランキングで初登場1位に躍り出た。同日公開のジェームズ・キャメロン製作のハリウッド大作「アリータ:バトルエンジェル」を上回る快挙で、ダブル主演のGACKTと二階堂ふみの人気を見せつけたかたちだ。そんな大ヒット映画が公開された前の日、X JAPANのYOSHIKIがツイッターでした発言が物議を醸している。

 YOSHIKIは翔んで埼玉の公式ツイッターの投稿〈\YOSHIKIvs高見沢/埼玉と千葉の対決は、まさかの有名人カード対決へ…!?〉を引用し、〈なにこれ。。びっくり。。許可した?〉と疑問を投げかけたのだ。

 翔んで埼玉の公式ツイッターではあわせて動画も公開されている。川を挟んで対峙した埼玉県民と千葉県民が、おらが県の自慢をPRして相手を圧倒しようとする内容で、千葉県民が旗を広げるとそこにYOSHIKIの写真と名前、「館山」の文字が描かれている。YOSHIKIは千葉を代表するアーティストというわけだ。

 これをYOSHIKIは「許可した覚えがない」と指摘したのだが、そう言いつつもすぐに〈まーいいか。笑〉と快諾。器の大きさを見せつけた。

「ただ単に許可を出したのをYOSHIKIが覚えていないだけだと思います(笑)。彼は極めて多忙ですから、いちいち記憶してないでしょう。ただ、そんなYOSHIKIに対して『丸くなった』という声が上がっているのは事実。特に彼をよく知るファンからそうした評価が聞こえてきますね」(芸能ライター)

〈まーいいか〉と事後承認したことが、“丸くなった”所以とも思えるが、じつはそうではないらしい。YOSHIKIが“オール千葉の代表”であることを認めたことに対して、驚いているファンが多いというのだ。

「これには説明が必要かもしれません。YOSHIKIさんは千葉県館山市出身。地元で『内房』と呼ばれる地域です。房総半島の西側ですね。対して東側はJR外房線が通り、『外房』と呼ばれます。内房と外房は同じ千葉県でありながら、ライバル意識が強く、お互いに相手より上だと思っている。YOSHIKIさんは内房に対する想いが強いので、外房までひっくるめた千葉の代表にOKを出したのは、昔からのファンにしてみれば驚きなんです」(音楽ライター)

 やはり内房出身の氣志團・綾小路翔は、初めてYOSHIKIに挨拶した時のことをテレビのバラエティ番組で明かしている。YOSHIKIの元を訪れ、千葉の君津市出身であると告げると、YOSHIKIから「同じ内房だね。じゃあ外房には絶対負けんなよ。がんばれ」と声をかけられたのだという。

「綾小路が多少盛っている可能性はありますが、これはYOSHIKIさんの内房愛を表すエピソードとしてファンには有名です。なんでも音楽的な話は一切なく、内房のことしか話題にならなかったとか。綾小路はYOSHIKIさんの内房愛が本物であることを知り、感動したそうです」(前出・音楽ライター)

 今や世界的なアーティストになり、丸くなったYOSHIKI。だが、根底には変わらぬ内房愛が流れているのかもしれない。

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