篠田麻里子の“玄米婚”に乗っかってSHARPがコスパ抜群の宣伝に成功

 元AKB48で女優の篠田麻里子が2月20日、3歳年下の一般男性と結婚していたことを発表。ネットやSNSではよもやの“玄米祭り”が展開される事態となっている。

 篠田はお相手男性と昨年秋に出会い、交際する前から結婚を意識し始めていたと説明すると、その理由としてはお互いの抱く理想の家族像や将来像が酷似し、共に“玄米を食べて育った”という共通点もあったことを挙げている。元国民的アイドルによる熱愛・結婚までの経緯が明かされると、ネット上では「俺も玄米を食べて育ちたかった」といった叫びのコメントが飛び交い、共にAKB48を支えた小嶋陽菜からも「玄米。。。」とのツイートが投稿され、祝福とイジリの混ざった声も寄せられた。

 この“玄米”というワードは篠田の結婚発表後にツイッターのトレンドで急上昇し、“玄米婚”のハッシュタグも一気に拡散され、遂には大手家電メーカーのSHARPまでもがこの玄米祭りに加わることに。

「SHARPの公式ツイッターアカウントは、篠田を玄米イジりしていた小嶋に『こちら、おまかせ玄米モードのある炊飯器です。よろしければご参考に。』とリプライし、自社の炊飯器画像を添えるというどさくさ紛れの告知を行いました。今回の結婚発表により、篠田と小嶋のタイムラインには普段の何倍もの大量のユーザーが往来していることを予測したのでしょう。ツイートするだけのこの“0円告知”は25日までに1700以上のリツイートと6100もの”いいね”を集めています。また、そのさりげない告知ツイートに対して、小嶋がさらに『炊飯器あざとくて笑った』と引用リプライをすると、そのリツイートも3200以上のリツイートを記録。トータルで見ればかなりの数のユーザーに製品をアピールでき、コスパの良い訴求ができたんじゃないでしょうか」(エンタメ誌ライター)

 普段のSHARP公式ツイッターによる製品紹介ツイートはおよそ30~100リツイートの間に収まる規模であることを考慮すれば、“玄米祭り”に電光石火で参戦するという目のつけどころは、まさしくシャープだったということだろうか。

(木村慎吾)

ビジネス