高木毅氏「パー券辞任」で掘り返された「女性肌着ドロボー」疑惑

 自民党安倍派事務総長の高木毅国対委員長は12月13日、政治資金パーティー裏金問題を巡り、茂木敏充幹事長に辞意を伝えた。

 高木氏には1000万円超のキックバック疑惑が浮上しており、記者団の取材に「事実を調査確認しており、しかるべきときが来たらしっかりと説明させていただく」と回答。「すでに捜査に入っていると聞いており、これ以上は答えられない」と述べるにとどまった。

 高木氏は福井県敦賀市出身で衆院当選8回のベテラン議員。地元福井の有権者からは「本当に情けない」「恥ずかしい。きちんと説明責任を果たして欲しい」と怒りの声が高まっている。

 一方、ネット上では高木氏の裏金問題をきっかけに、過去の“ハレンチ事件”を蒸し返す声が広がっている。

「高木氏は復興相在任中の2015年10月、一部週刊誌で、約30年前に起こしたという“下着ドロボー疑惑”を報じられています。報道を受けて地元紙『日刊県民福井』で、『窃盗疑惑は事実』と追及されたこともあり、本人はすっかり口をつぐんでしまいました。合鍵を作って女性宅に侵入し、下着を盗んでいたという悪質さですが、ライバル議員によると被害女性と示談が成立したため問題にされなかったとのこと。高木氏の父が敦賀市議を2期、福井県議を4期、敦賀市長を4期16年務めた地元政界のドンだったことも封印された背景にあるのかもしれません。また、週刊誌報道があった直後にSMAPの解散報道が飛び出し、話題を持っていかれたことも、高木氏にしてみればラッキーでした」(政治ジャーナリスト)

 今では有権者もすっかり忘れかけていた事件だったが、今回のキックバック疑惑を機に再燃。ネット上では、「パーティー疑惑」ならぬ「パンティー疑惑」などと揶揄されている。

 高木氏は安倍派の事務総長としてキックバックを把握していたかどうかについては明言を避けたが、今回ばかりはうやむやには出来ないだろう。

(ケン高田)

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