プロ野球・前巨人の中田翔内野手(34)が中日入りすることが決まった12月3日、芸能界きってのドラゴンズファンで知られる落語家の立川志らく(60)の過去のある発言が掘り返され、ネット上で物議を醸した。
中田は巨人と2年の契約を残していたが、途中で契約破棄できるオプトアウトにより退団。中日・立浪和義監督はこの日、中田の獲得を明言した。過去には3度打点王に輝くなど、実績十分の中田は今年プロ16年目。シーズンを通して打線の低迷が続き、最下位に終わった中日の大きな戦力になることが期待される。
そんな中、話題となったのは志らくの過去の発言だ。発端は遡ること約2年前、中田が当時在籍していた日本ハムで暴行問題を起こし、出場停止処分を受けたが、処分からわずか9日で巨人へトレード移籍することが決定。これにより、日本ハムから受けていた出場停止処分も解除となったのだが、その際、志らくはこうツイートをしていた。
「読売は中田を引き受けてもう試合に出している。暴力で日ハムを追放になった選手をすぐ使うのか。ドラゴンズは優勝出来なくてもこんなことはしません」
このツイートは当時も野球ファンの間で話題になり、プチ炎上を招いたのだが、その火が今になって再燃しているという。
「中田の中日入りが決まると、一部のネット民は例のツイートを掘り起こすかのように話題にあげました。志らくは2年前のプチ炎上時に、巨人ファンから非難のコメントが殺到したことを受けて『読売ファンに荒らされるからね』と、当該ツイートを削除していたのですが、これをあたかも中田の中日移籍が決まってから削除したかのように思わせるような投稿も拡散され、ネット上では《今更志らくがツイ消ししてて草》《中田が贔屓にきても過去の発言については堂々としてればいいのに消すのがダサすぎる》などと志らくを揶揄するコメントが飛び交いました」(スポーツ誌ライター)
志らくは一連のSNS投稿を受けて「頭の悪いのが絡んでくる。馬鹿じゃないの?」と一蹴。先の発言については「暴力事件を起こしてすぐに起用したから非難したんだ」と当時から変わらぬ持論を展開。さらに「誰にだってセカンドチャンスはあるし、好き嫌いで言えば中田は好きじゃないけど、だいたいね、私は中日のファンであって球団職員でもコーチでも選手でもないよ」と反論した。
過去発言が思わぬ形で再炎上した志らく、燃えるのは中日打線だけにしてほしいと思っていることだろう。
(浜野ふみ)