「iPhone SE4」は“iPhone14がベース”濃厚で失望の声「もはやそれはSEではない」

 一時は発売中止との情報もあったiPhoneの廉価モデル「SE4」だが、開発が続行されていることが複数のアナリストなどによって指摘された。しかし、次世代のSEはiPhone14がベースとなることが濃厚とみられており、SE愛好家からは《もはやそれはSEではない》といった失望の声も見られる。

「当初は2024年に発売が予想されていたSE4ですが、25年に発売を繰り下げて現在も開発が進められているといいます。Apple系情報サイト『MacRumors』によると、SE4の筐体はiPhone14をほぼそのまま採用し、フラットデザインになる見込みだそうです。カメラはデュアルカメラではなく、SEではお馴染みのシングルカメラが搭載されるそうですが、4800万画素とiPhone14と同等の性能を持つ上に6グラム軽くなると予想されています」(ネットライター)

 さらに、SE4にはUSB‐Cポートや、現在では「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」にしか採用されていないアクションボタンが採用され、最新のプロセッサーや5Gモデムを搭載するという噂もある。ただ、その影響で販売価格も上がることが予想されており、現在のSE3から1~2万円程度値上げして発売される可能性があるという。

「SEシリーズは日本で最も人気のあるiPhoneであり、かつては日本人の10%がSEユーザーだったとされるほどです。その人気の秘訣はというと、コンパクトかつハイスペックで高コスパなところ。しかし、SE4がiPhone14ベースになると、コンパクトさとコスパの良さが失われてしまいますし、SEユーザーに多いシニア層の人たちにはスペックうんぬんはあまり関係ありませんからね…。日本であまり売れない可能性もあるかもしれません」(モバイルジャーナリスト)
 
 予想発売時期はまだ先だが、果たしてSE4はどんな姿で登場するのだろうか。

(小林洋三)

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