台本熟読300回!芦田愛菜と大竹しのぶの共通点「セリフは全て覚えて現場で台本は見ない」

 卓越した演技力で天才子役として活躍してきた女優の芦田愛菜。7月に7年ぶりの民放連続ドラマ出演となる「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)での演技も注目される。

「ドラマの役作りでは、カギとなるのは台本です。台本をしっかり読み込み、その役を理解することが基本となります。芦田は、その台本に関しても『伝説』を持っているんです」(ベテラン芸能ライター)

 2014年6月に公開された芦田の主演映画「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」で、芦田はメガホンを取った行定勲監督とともに東京や沖縄で舞台挨拶に登壇した。そこで行定監督は芦田の台本にまつわるエピソードを披露している。

「行定監督によれば、芦田は台本を300回も読むのだそうです。事前に『セリフ覚えが悪い』と言っていたにもかかわらず、芦田が現場で台本を見たことは1度もないと明かしていました」(前出・ライター)

 行定監督の話を受けて芦田は、「何回も読むと初めは気付かなかったこっこちゃん(主人公)とか、違う人の気持ちで読むと、また違うこっこちゃんが見えてくるんです」と答えていた。

 台本にまつわる芦田の伝説はまだある。3月に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)では、タレントの古坂大魔王が、芦田が6歳くらいのときのエピソードを披露した。あるとき、デパートの営業で桃太郎の芝居をやることになった際、芦田はなんと「全員分」の台本を覚えてきたのだそうだ。

 撮影前にセリフを覚え、本番で台本を見ないのは役作りを完璧に行なった証拠だという。実は、前出した「円卓〜」の舞台挨拶の際、行定監督はセリフを全て覚えて台本を見ない女優が芦田の他にもう1人いることを明かしていた。

「大竹しのぶです。17年11月放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に大竹が出演した際、現場では台本をいっさい見ないことが明かされました。芦田も今後、大竹クラスの大物女優に成長するかもしれませんね」(芸能記者)

「最高の教師」でも、セリフは全て頭に入っているに違いない。完璧な役作りでの演技が楽しみだ。

(石田英明)

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