「生理用品の具体的な品名を…」自民党・杉並区議のツイートが炎上したワケ

「男性職員も戸惑うことなく、議事録に残る形で平然と女性用生理用品の具体的な品名を発言できるようにするのが、左派の皆様のおっしゃる、包括的教育なんでしょう。益々食い止めなくてはいけません」

 こうツイートするのは杉並区議会議員のわたなべ友貴氏(自民党所属)。このツイートは多くの女性ユーザーから反感を買い、プチ炎上状態に。Twitterのトレンドには「生理用品」というワードが浮上した。一体、この投稿の何が女性たちを怒らせたのだろうか。

「当該ツイートは、ジャーナリスト・石井孝明氏のツイートを引用した形式での投稿でした。さらに、その石井氏の投稿も、他の杉並区議会議員(無所属保守派)の女性が書いた記事を引用し、それに対する感想を添えたもの。大まかな内容は、先の選挙で杉並区議会の勢力図が左傾化したことを憂慮しているものなのですが、石井氏はその具体例として、杉並区議会の防災委員会の議題に“タンポンの常備の有無”があがったことを暗に批判しています。この石井氏の批判意見をさらに広げる形で、わたなべ氏は冒頭のようにツイート。防災委員会で具体的な生理用品の商品名が発言にあがることに、嫌悪感をあらわしたという流れです。防災備蓄に生理用品はなくてはならない必需品ですから、女性ユーザーが怒るのも当然ではないでしょうか」(メディア誌記者)

 わたなべ氏の元には、《赤ちゃんのオムツと同等に生理用品は必要なもの。議事録にもしっかり書いてください》《防災の備蓄についての話し合いに生理用品の話題が出るのは至極当然。抵抗があるなら辞めてください》《タンポンを卑猥なものと勘違いしてませんか?》《トイレットペーパーや包帯と同じ衛生用品なのに、議会で言っちゃいけないって謎すぎ》などと、女性ユーザーからは多くの意見が寄せられている。政治的思想はさておいて、生理用品へ抵抗感を持つ考え方は改めるべきかもしれない。

(浜野ふみ)

ライフ