「PS5」携帯型新デバイス「ProjectQ」は転売ヤーの餌食になるのか

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは5月25日、動画配信番組「PlayStation Showcase」の中で、PlayStation5(PS5)の携帯型新デバイス「ProjectQ」を年内にも発売すると発表した。

「『ProjectQ』はPS5のゲームをリモートプレイすることが可能で、8インチHDディスプレイとPS5と同等のコントローラーを備えています。なお、このゲーム機で遊ぶためにはPS5本体とPlayStation Networkのアカウント、最低5Mbpsの通信環境が必要で、単体では遊ぶことはできません」(ゲームライター)
 
 まだ価格や発売日などの詳細は明らかになっていないが、PS5を設置した部屋以外でもWi-Fi経由でゲームをプレイすることができ、寝転がりながら楽しめることから、早くも購入を希望する声が上がっている。しかし、またもや転売ヤーの買い占めによって入手困難になってしまわないのだろうか?

「位置づけとしてはPS5の周辺機器といった感じなので、そもそもどこまで売れるかは未知数です。すでにPS5のリモートプレイ自体はスマホなどを使って可能なため、さらなるプラスアルファの要素がなければPS5ユーザーは飛びつかないかもしれません。加えてPS5は今年から供給が安定し、定価以下でも売れず大量に在庫を抱えた転売ヤーが続出している。買い占めにリスクを感じているでしょうから、入手困難といった状況にはならないのかもしれません」(前出・ゲームライター)

 買いたい人が滞りなく入手できる状況を願いたい。

(小林洋三)

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