日本テレビがおこなう6月1日付のアナウンサー人事異動が話題となっている。
報道メインで活躍した杉上佐智枝アナウンサーは日本テレビHDの社長室主任となり、サステナビリティ推進事務局も兼務。若手の教育係として君臨した豊田順子アナウンサーは、関連会社の日テレイベンツに出向する。そのほか、箱根駅伝中継などで活躍した安藤翔アナウンサーは報道局に異動。水卜麻美アナウンサー、辻岡義堂アナウンサーの2人はアナウンス部主任へ昇格する。
同局関係者は「今年は男性1人、女性2人の新人アナウンサーが入社しておりプラスマイナスゼロ。全体的に若返りを図りたい会社の意向もある」と解説する。
一方、こんな話もある。
「日テレのアナウンサーは男女ともに若手のエース格が育っていないことが社内外から指摘されている。その中で人材育成経験が豊富な豊田アナを手放していいのかという声は社内で根強い。他の管理職に任せるという会社の考えもあるが、果たしてそれでうまく回るのかは甚だ疑問です」(同局関係者)
テレビ局の顔でもあるアナウンサーの育成はそのまま、局の評価にもつながる。日テレが選択した人事異動は、どんな結果を生むのか。