「こだまは鈍行」「特急券いらない」長嶋一茂の発言に旅行アナリストも大慌て

 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が4月28日、金曜コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。新幹線「こだま」に「特急券はいらない」「あれ、鈍行じゃないの?」「指定席券はいらない」などと勘違い発言を連発した。

 番組では、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏をゲストに招き、GWの旅行を特集。新幹線の混雑を回避する方法として、「ひかり」はかなりの混雑が予想されるが、各駅停車のこだまは自由席の車両が多く、指定席より自由席のほうが空いていることが結構あると、鳥海氏が解説した。

 こだまについて、一茂は「特急券、いらないわけですから」といきなり事実誤認発言。キャスターを務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一は「特急券、いります」、鳥海氏は「普通の自由席、特急券いります。こだまは新幹線なので」と2人が慌てて訂正。

 一茂は「ごめん、ごめん、全然知らなかった。こだまはいらないのかと思った。あれ、鈍行じゃないの?」と無知丸出しの質問。鳥海氏が「新幹線の各駅という感じ」と説明すると、一茂は「そうなんだ、鈍行じゃねえのか」と納得。羽鳥アナは「鈍行ですけど、新幹線だからすごい〝鈍〟です」と、わけのわからない説明。ちなみに、鈍行とは各駅停車する普通列車・電車の俗称で、新幹線の各駅停車のこだまは鈍行とは言わない。

 さらに一茂は「指定席券はいらないってことだよね」と投げかけると、鳥海氏は「(こだまの)指定席は少ない。自由席の両数が多いので、(指定席の)予約をしなくても、(自由席に)座れる確率は非常に高い」と説明。羽鳥アナは「乗車券と特急券を買ったら自由席は自由(に座れる)」と教えると、「品川から熱海へ行っているときって、俺、特急券って買っているの?」と一茂。羽鳥アナは「買っている。買っていてほしい」と両手を合わせて祈っていた。

 ネット上には《こだまは新幹線だから普通に特急券はいる》《こだまは鈍行。アホすぎて引く》《こだまは鈍行で特急券はいらない。生粋のおぼっちゃまは違う》《新幹線というか、根本的な鉄道の知識がない》と、一茂の発言に呆れる視聴者のコメントで溢れていた。

「一茂は、新幹線ではグリーン車ばかり乗っており、自分で乗車券や特急券を手配した経験もそれほどないのでしょう。それにしても新幹線に『特急券はいらない』発言はぶっ飛びました。一茂は鉄道関連の知識に乏しいようで、21年10月放送の同番組では、東京の日暮里駅と見沼代親水公園駅をつなぐ『日暮里・舎人(とねり)ライナー』の〝舎人〟を〝しゃじん〟と読み、『しゃじんライナーだと思っていた』と明かし、視聴者を驚かせました」(週刊誌記者)

 一度、こだまの自由席を自ら手配し、乗車してみてはどうか。

(石田英明)

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