AKB48・横山由依がススメる「寝台列車の旅」 残すは1列車のみの悲しい現実

 7月29日放送の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)にAKB48・横山由依が出演。寝台列車をオススメする一幕があり、鉄道ファンを驚かせている。

 この日の放送には国際弁護士として活躍中の山口真由氏も出演。勉強と仕事に打ち込むあまり、恋愛がうまくいかなくなってしまったと告白。なんでもスケジュールを最優先するあまり、彼氏とのケンカが絶えず、結局別れてしまうのだという。

 これに対して横山たち共演者は、オフを取って休んだほうがいいと提案。だが、山口氏は休日に何をしたらいいのかわからないと悩みを打ち明けた。そんな彼女に横山が提案したのが寝台列車の旅。「何もしないけど自分、動いてるぞ」と感じられるのが魅力だという。

 山口氏もその説明に納得し、「今日、聞いた中では一番取り入れることができそう」と話した。

「横山さんが寝台列車の旅を提案するとは驚きました。彼女が鉄道好きだという話は聞いたことがなかったので。ですが、寝台列車の魅力を『何もしなくても動いてる』と話した点から考えると、鉄道の魅力をしっかりと理解しているのかもしれません。今後は鉄子としてテレビのバラエティ番組などで活躍してほしいですね。ただ、残念なことに彼女がオススメしている寝台列車は、『北斗星』や『あけぼの』も運行を終了していて、定期運行しているのは1つしかないんですよ」(鉄道ライター)

 それが東京と出雲、または東京と高松を結ぶ「サンライズ出雲・瀬戸」。連結した状態で東京駅を出たサンライズ出雲とサンライズ瀬戸は、岡山駅で分割され、それぞれの目的地を目指す。東京行きの場合はその逆。出雲を出たサンライズ出雲と高松を出発したサンライズ瀬戸は岡山駅で併結され、東京駅へと向かう。

 寝台は個室と開放の2タイプ。開放寝台の「ノビノビ座席」はシーツや寝具がない代わりに寝台券がいらず、乗車券と指定席特急券だけで乗れる。

「出雲も瀬戸も人気で、週末はなかなかきっぷが取れません。出雲大社がパワースポットとして知られて以降、サンライズ出雲は特に人気です。乗車日の1カ月前の午前10時からきっぷの販売が始まるので、その時間にみどりの窓口に並ぶのが一番いいようです」(前出・鉄道ライター)

 寝台列車はサンライズ出雲・瀬戸の他にも不定期運行でJR東日本の「トランスイート四季島」、JR西日本の「トワイライトエクスプレス瑞風」、JR九州の「ななつ星in九州」、東急と伊豆急の「ロイヤルエクスプレス」がある。ただ、どれも料金が高く、一般的ではない。やはり乗るならサンライズ出雲・瀬戸になるだろう。

 横山由依が勧める寝台列車。仕事と恋に疲れた人にぜひとも乗ってほしい。

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