インバウンド復活で急増!ホテルマンが語る「トンデモ外国人客」とは

 5月8日以降、ようやく日本も入国時のワクチン接種証明書や陰性証明書の提示が不要に。これはコロナによる入国規制の事実上の解除を意味するが、すでに外国人観光客の受け入れ再開は昨年から始まっており、観光地や駅・空港などは海外からの旅行客だらけ。そんな中、ホテルでは外国人宿泊客によるトラブルも数多く報告されているようだ。

 地方都市のホテルに勤める40代の男性によれば、もっとも多いのは騒音。酔っぱらって夜中に大騒ぎする者もいるとか。

「日本人でもたまにいますが、圧倒的に多いのは欧米の方。でも、これはお願いすれば静かにしてくれるからまだいいんです。困るのは深夜に行為に励む夫婦や恋人同士のお客様。文化の違いなのか絶叫系の大きな嬌声を挙げる女性もいるので…」(ホテル従業員)

 特にビジネスホテルの場合、隣室との壁が薄いところも多く、話し声やテレビの音声が筒抜けということも珍しくない。さすがに深夜、洋モノ艶動画のようなアエギ声が聞こえてきたら気になって眠れないはずだ。

「そういう場合は部屋の前まで行き、騒音を確認しますがプライバシーの問題もあります。そのため、直接部屋を尋ねたりはせず、いったんフロントに戻ってから内線で対応するようにしています。ところが、数ヶ月前に宿泊された白人カップルは内線をかけても無視され、一度切って再び電話を掛けたら今度は通話中。おそらく受話器を外したんだと思いますが、これには困りました」(前出・従業員)

 また、騒音以外では部屋にある備品に対するトンデモ行為も。電気ケトルに靴下が入っていたこともあったそうだ。

「泊まっていたのはアジア系の女性。清掃スタッフからの報告を聞いて耳を疑いました。現物を見せてもらいましたがケトル内の水は泡立っているし、洗濯しようとしてそのまま忘れたのかもしれません。ただ、こんな状態では洗って使うわけにもいかず、予備のケトルと交換しました」(前出・従業員)

 それでもホテル業界にとって外国人旅行者はなくてはならない存在。こんな迷惑客はあくまで一部だと思いたいが…。

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