2020年の東京五輪のオフィシャル旅行サービスパートナーを務めるJTBが、競技観戦チケットが付いた“五輪公式観戦ツアー”の抽選エントリーを7月24日からスタートさせたが、最も高額なプランで450万円という値段にブーイングがあがっている。
「450万円のプランは一人18泊19日で、大会期間中は毎日競技の観戦ができるだけでなく、開会式も閉会式も観ることができ、宿泊先は新宿の京王プラザホテルのスイート。ただ、最低のプランでも、6泊7日で一つの競技しか観戦できないものが28万8000円と、決して安くはありません」(スポーツ紙記者)
これにネット上では、《カネさえあればどんな競技でも見れるってわけか》といった、落胆と批判めいた声があがっているのだ。
「東京五輪のチケットを巡っては、あれだけ抽選で大騒ぎとなり、追加抽選の発表でも批判があがっていることから、失望の声が出ても当然の話。最高プランの主なターゲットは、もちろん富裕層のほか、金銭的にも時間的にも余裕のある高齢者といったところでしょう。ただし、大会組織委員会による抽選の件については、もしフタを開けたらガラガラの会場ばかりだった…などという事態が起これば、委員会への批判は免れません」(経済ジャーナリスト)
来年の今ごろ、チケットを巡るトラブルが起きていなければいいが。
(鈴木十朗)