吉本興業・岡本社長が「メモの威力」で反撃開始か!?

「テープとってんちゃうの?というのは冗談のつもり」「(自分が社長でないとできないことは)みんなに後で聞いときます」

 一連の闇営業騒動で近年まれにみるグダグダ会見を繰り広げてしまったのが吉本興業の岡本昭彦社長だ。会見に出張ったスポーツ紙記者が説明する。

「聞かれた質問に答えていない。まるで禅問答のようだった。しまいには泣きまで。記者席では『なんで〇×の札を持たせないんだ』と苦情が飛んでいた。会見は5時間半にも及び、さすがに最初から最後までいた記者はほとんどいなかった」

 会見中、ネットでは「冗談やて!岡本、アウトー」とダウンタウンの「笑ってはいけない」シリーズでお馴染みの文句の声が連呼されていた。

「会見があれだけ長引いてしまったのは、岡本社長のコワモテぶりが多分に影響しています。ペーパーを読み上げる最中、途中顔を上げるたびに記者席を鋭い眼光で見据えていた。過去にどやしつけられた女性レポーターなどは怖くてビビッていました」(前出・スポーツ紙記者)

 言葉はグダグダになりながらも、強い目ヂカラを放っていたという。

「しかし、極楽とんぼ・加藤浩次は一時『この経営陣が代わらなければ、吉本を辞める』と明言。これに連鎖するように多くの若手芸人もSNSなどで経営陣批判の声が噴出させました。しかし、南海キャンディーズの山里亮太は自身ラジオ番組内で『ウチの会社は、対会社感を出した人をメモってる』と、加藤の乱に同調する芸人らに自重を促しています。確かに、会見中も岡本社長は質問を受けるたびに下を向きペーパーに書き込みしていた。もしや、あれは今後のメディア対応を決める閻魔帳だった可能性も…」(前出・スポーツ紙記者)

 かつて「ガキ使」の“パンイチ”姿から社長へとのし上がった根源はこの「メモの威力」だったのか!?

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