大谷翔平「もっと大きい声援を」要求も観客席は「マスクジャパン」状態

「まだまだ足りないので、明日、もっともっと大きい声援、よろしくお願いします!」。3月9日に行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」の中国戦で、投げては4回無失点、打っては左中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放った侍ジャパン・大谷翔平選手(エンゼルス)のヒーローインタビューでのコメントだ。

 試合は大谷の活躍もあり、8-1で快勝。試合が行われた東京ドームでは日本を応援するファンの大声援も聞こえたが、大谷からすれば「まだまだ足りない」ようだ。満席の観客席を見ると、目に入ってくるのはマスクだらけの日本ファン。コロナ感染対策のマスク着用が個人の判断の委ねられるのは3月13日以降とはいえ、スタンドを埋め尽くすマスク姿の観客は印象的だった。

 ネット上では「観客がマスクだらけ」「観客席を見て引いた」「マスクジャパン」と違和感を覚えたファンもいたようだ。中には大谷がヒーロインタビューで〝声援が足りない〟と言ったことについて、「マスクをしているから声援が聞こえにくい」と邪推するコメントもあった。

 大谷は3月6日に京セラドームで行われた阪神との強化試合のヒーロインタビューでも「まだまだ声援が足りないので、もっともっと大きい声援をよろしくお願いします」と発言している。

「大谷の一連の『声援が足りない』発言は、〝客あおり〟としておなじみになっています。しかし、もっと声を出すにはマスクは邪魔です。日本ではマスクを着用しての声出し応援が解禁されたばかりですが、米メジャーリーグなど海外でのスポーツ観戦では、2022年に行われたサッカーのW杯カタール大会を見てもわかるように、ノーマスクがスタンダード。大谷もマスク姿一色のスタンドを見てびっくりしたのでは?」(スポーツ紙記者)

 3月10日は激戦が予想される韓国戦。マスクを吹き飛ばすくらいの声援を送りたい。

(石田英明)

スポーツ