権田修一もチアゴも契約!「ぶっちぎりの戦力」で清水エスパレスは「J2沼」を抜けられるか

 2月1日、今シーズンからサッカーJ2で戦う清水エスパルスは、クラブ公式サイトでGK権田修一やFWチアゴ・サンタナらと契約を更新したと発表した。これにより、日本代表正GKに加え、昨年のJ1得点王がJ2の舞台で戦うことになる。

「権田は自身のインスタグラムで、1月の移籍市場で欧州への移籍を目指していたものの、叶わなかったことを明らかにしています。これまでメディアなどで、海外移籍ができなければ清水でやると宣言していましたが、結局、日本代表GKのJ2行きが正式に決まってしまった。また、浦和レッズやスコットランドのセルティックが興味を示していると報道されたチアゴも、清水に残留することが決まりました」(サッカーライター)

 これまで、今野泰幸や山口蛍など日本代表に選ばれながらJ2で戦った選手もいるが、前年のJ1得点王がJ2に身を置くのは異例中の異例。さらに、権田と同じく海外移籍を模索していたU-22日本代表の松岡大起も契約更新が発表され、他にも清水にはスペインでも活躍した元日本代表の乾貴士や、昨年オーストリア1部のSKラピード・ウィーンから復帰した、こちらも元日本代表の北川航也など、豪華メンバーが在籍している。J2の長い歴史の中でも史上最強のメンバーが揃うことになった。

「清水にはJ1で二桁得点を取ったこともあるカルリーニョス・ジュニオ選手もいますし、戦力値でいえばJ2の中では頭ひとつ飛び抜けているのは間違いないでしょう。ただ、『J2沼』という言葉があるように、これまで多くの名門チームがJ2から抜け出せなくなっていることを考えれば、清水がこれだけの戦力を抱えながらどんなシーズンを送るのか楽しみでもあります。ぶっちぎりの優勝を果たすのか、それとも…。少なくとも、清水と対戦する他チームが全力で潰しにかかることは間違いありません」(前出・サッカーライター)

 今年はJ2の優勝争いの行方も面白くなりそうだ。

(小林洋三)

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