「ユニクロみたいな安い服」谷原章介、炎上した困窮家庭への持論

 俳優の谷原章介(50)がMCを務める情報番組「めざまし8」に出演。2月1日放送回では、子どもの貧困支援について取り上げたのだが、その中で飛び出た谷原のコメントが世間と感覚ずれすぎているとして、ネット上で物議を醸している。

 番組では、日本で暮らす困窮家庭の子供に対する支援活動を続けている女性を取材。家庭の経済的理由で起きてしまう教育格差を無くすため、無料で勉強ができる場所や食事の提供を行っていることなどが紹介された。20年近く活動を続ける中で女性は、「日本の子供の貧困の実情を知らない大人が多い」と、感じたと語る。女性は「寄付していただく方を探してお話をするんですけども、『子どもたちの支援をする団体なんです』と言うと、『どこの国の支援をなさってるんですか?アジアですか?アフリカですか?』って言われてですね…」など、活動中のエピソードを交えながら、困窮家庭への理解が進んでいない現状を明かした。

 カメラがスタジオに切り替わり、この取材VTRについて出演者達が話をする中で、谷原はこうコメントした。

「じつは子供たちって、みんなが同じように、例えばユニクロみたいな安い服を着ていたりとか、ケータイ持っていたりするんで、貧困が見えなかったりするんですよね。子供はすぐ大きくなるからって安い服を着ている事もあるし、もしかしたら安い服しか着られない人もいるかもしれないし…そういった見えない貧困をきちんと拾って素晴らしいと思います」

 国内の子供の貧困への理解が進まない理由として、ファストファッションブランド「ユニクロ」を例にあげて持論を語った谷原。しかしこれには視聴者から様々な意見が飛び交うことになった。ネット上では《世間と感覚ズレすぎじゃないの?》《ユニクロの服まぁまぁ高いから子供には買えませんが》《ユニクロみたいな安い服って、言い方が最悪すぎる。ユニクロ着てる子供は貧困家庭みたいな言い方じゃん》《ユニクロって固有名詞出す必要あった?失礼すぎない?》など、批判の声が殺到している。

 確かに谷原の言う通り、プチプラ価格の服が流通する現代では、生活困窮者の見た目もステレオタイプなイメージとは違うかもしれない。しかし、実在するブランド名をあげて「安い服」と表現したのは問題アリだろう。

(浜野ふみ)

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