2022年のゴールドグラブ賞にも選ばれた、MLBの「4大遊撃手」と言われるダンスビー・スワンソンのシカゴ・カブス入りが決定した。
「スワンソンは早くからFA移籍が囁かれていました。前所属先のブレーブスは、スワンソンに代わる若い遊撃手が育っていなかったのですが、同じく去就が注目されていた三塁手のオースティン・ライリーと10年2億1200万ドル(約286億2000万円)で延長契約したため、『スワンソンまでは引き止められないだろう』という空気になっていたからです」(在米ジャーナリスト)
結果的にスワンソンは、7年1億7700万ドル(約240億円)でカブス移籍となったが、この大型契約に一役買ったのが、同じカブスの鈴木誠也だと囁かれているのだ。どういうことか。
「スワンソンはカブス入りを決めた理由として、母校・バンダービルト大学の先輩にあたるカーター・ホーキンスGMの存在を挙げていました。スワンソンは、先輩がGMを務めるカブスとはどんなチームなのか、綿密な情報収集を行ったようなのです。主力選手の性格やチームの雰囲気を調べ上げてから交渉に臨んだそうで、その中に『鈴木誠也』の名前があったのです」(現地記者)
鈴木について調べるうち、スワンソンが特に気になったのが、「鈴木夫人」だったという。
鈴木夫人の畠山愛理氏がロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪にも出場した新体操選手だったことは日本では有名だが、スワンソンはネット検索で初めて知ったという。
「スワンソンの妻、マロリー・ピューは現役のプロサッカー選手です。米国代表にも選ばれたフォワードで、スワンソンがブレーブスに入ってから交際が始まりました。『アスリートどうしの夫婦』として親近感を持ったのかもしれませんね」(前出・現地記者)
一方、前出の在米ジャーナリストは、スワンソンがカブスへの入団会見で、ホーキンスGMが先輩にあたる話をわざわざ持ち出したことについて、こんな裏話を明かす。
「マロリーは、シカゴを本拠地とする『スカイ・ブルー』所属です。なので、FA交渉が解禁になった当初から、『行き先は夫人のいるシカゴだろ!?』なんて冗談も聞かれました。奥さんの話題を振られたくなかったから、ホーキンスGMのことを持ち出したのかもしれません」
マロリーもリオ五輪に出場しており、「美女アスリートランキング」の上位に選ばれている。美女アスリートを妻に持つ者どうし、鈴木とスワンソンはウマが合うかもしれない!?
(飯山満/スポーツライター)