今年はM-1王者による「運命婚」が目立った。まずはNON STYLEの井上裕介だ。
9月に自身のツイッターで入籍を発表。お相手はアパレル系企業に勤める20代の一般女性のAさん。ひと回り以上年下で、3年以上にわたる同棲生活の末の入籍だった。
「出会いは5年ほど前。次長課長の河本準一、フットボールアワーの岩尾望と組んでいたユニットコントで新潟を訪れた際、偶然立ち寄ったコンビニエンスストアでアルバイトしていたのがAさんでした。この時は、『かわいい』と芸人同士で盛り上がって終わったそうです」(芸能記者)
ところが、数年後に「一般人でお気に入りの人を紹介する」という企画のテレビ番組で、スタッフが見つけてきたのがAさんだった。サプライズで再会した後に食事をし、そのさらに4、5年後、彼女が地元から上京することになった。こうしてオトナの関係に発展していき、将来を見据えて同棲を始めたという。
22年の初頭には、同棲を嗅ぎつけていたスポーツ紙の芸能記者によって「年内ゴールイン」との記事が出たが、井上は否定せず、その通りになったのだった。
20年のM-1覇者・マヂカルラブリーの村上も、奇跡的な出会いで結婚につないだ1人だ。
「村上は今年7月7日に放送されたラジオ『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)で、入籍を報告しました。お相手は、ニコニコ動画の人気シリーズ『踊ってみた』に出ていた、いとくとら(いくら)。彼女が、時刻が書かれた黒板を美女が掲げるサイト『美人時計』に出ていたころから、村上はチェックしていたといいます」(前出・芸能記者)
出会いは、トレンディエンジェルのたかしと入った東京・高円寺の飲み屋。先客で来ていたのが、いくらだった。相席したが、その日はお互いに酔っていたため、接近することはあえて避けたという。しかし、いくらが村上の常連店と高円寺駅の間に位置するバーでバイトしていたことがわかり、友人と足を運び、連絡先を交換。飲み友達として交流を続け、M-1優勝を機に真剣交際に発展し、プロポーズに踏みきった。
M-1王者ではないが、「キングオブコント」の常連コンビで、今年はTikTokでショートネタが大バズリしたラバーガールの大水洋介も運命婚だ。
近所のカフェでバイトしていた女性と、引っ越した先の飲み屋で偶然再会。数年後に初めてきちんと話をしてみたら、カフェ時代から互いが好意を抱いていたことが判明。そのまま交際に進み、今では2人の間に一児がいる。
2023年も「運命婚」で世間を驚かせるのは、いったいどの芸人!?
(北村ともこ)