「全国旅行支援」販売終了の自治体続出で大ブーイング!

 10月11日から始まった「全国旅行支援」だが、初日からアクセスが殺到して各旅行サイトがダウン。地域によってアッという間に予算割り当て分を売り切ってしまい、初日にして販売終了となった自治体もあったほどだ。

 24日21時時点で、楽天トラベルでは北海道や京都など人気観光地を含む38道府県、Yahoo!トラベルも26道府県が全国旅行支援の予約受付をすでに終了。予想以上の大反響だが、世間からはブーイングの声が上がっている。
 
 ネット上では《予約しようと思ったらすでに販売が終了していた》《販売期間は「12月下旬まで」と聞いていたのに詐欺に遭ったような気分》といった恨みつらみのコメントが殺到。1人1泊最大5000円の割引+地域クーポン3000円分(※休日は1000円分)の恩恵を受けられないのは確かに痛い。
 
「多くの宿泊施設が便乗値上げをしたと問題になりましたが、支援割を終了した自治体には宿泊料金が高いままというケースが目立ちます。実際、ビジネスホテルですら1泊1万円以上ばかりの地域もあるほどで、これでは庶民は手を出せません」(旅行誌編集者)

 そもそも全国旅行支援用の財源は、Go Toトラベル用の予算で余った5600億円。ただし、これを使い切ったから終わりというわけではないようだ。

「コロナ禍で政府が確保していた旅行支援予算は1兆3500億円。Go Toトラベルと全国旅行支援で使ってもまだ残りがあります。基本的に全額使い切るという考えで、追加予算の検討を先日表明したのもそのためです。終了になった自治体の支援割がどの時期に再開されるかは不明ですが、すでに終わったと諦めるのはまだ早いです」(同)

 とはいえ、今度もまた短期間で販売終了となりそうな気もするが、今度こそタイミングを逃さないようにしたいものだ。

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