ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が10月19日、公式Twitterを更新し、来場者の仮装に関する注意喚起を行った。ネット上では16日頃から、パーク内と思われる場所で撮影された過激コスチューム姿の女性たちの写真が拡散され、炎上状態となっていた。
USJでは9月8日から11月6日までの期間、ハロウィーンイベントとしては3年ぶりのフルラインナップとなる「NO LIMIT! ハロウィーン」を開催中。ハロウィーン仕様のUSJを訪れる来場者の多くが、思い思いの仮装を身に纏ってイベントを楽しんでいる。
そんな中、「#usj」などのハッシュタグと共にインスタグラム上に投稿されたのは、肌着風コスチュームを着用し、パーク内と思われる場所で撮影された写真だ。投稿はTwitterなどでも拡散され、「肌着ユニバ」というワードがトレンドランキングに連日上がり続けるなど、物議を呼んでいた。
過度な肌見せ衣装で来場するユーザーに批判の声が上がる一方で、USJ側の対応の甘さも指摘されている。USJはイベント開催中の仮装に関するルールを詳細に設けており、公式サイトの禁止事項には「公序良俗に反する服装、および公然わいせつ罪などの法律に抵触する服装(パークにふさわしくない過度な露出、刺青など)」と、今回のケースも該当し得る一文が掲げられている。
しかし、SNS上では《今回の肌着女子だけに限らず、ほぼマッパ状態の仮装集団をパーク内で何度か見かけたことある…》《バズるのに必死でどんどん過激仮装が増えてるから、その場で注意するくらいの対応を見せてほしい》《退場させるとかもう少し厳しくしないと、家族で行ったのに肌着姿で写真撮影している人を見かけて残念でした》など、過激コスチューム女性の目撃情報が多数あがり、ルールが形骸化されてしまっている印象を受ける。
炎上状態を受けてか、USJは「お願い」として「さまざまな仮装でパークを楽しむゲストを歓迎していますが、多くのゲストの安心安全のため、ルールとマナーへのご協力をお願いします。公序良俗に反する服装やパークにふさわしくない過度な露出はお断り、退場いただく場合があります。ご来場前にご確認下さい」と、公式サイトの案内付きでツイートを投稿した。
「NO LIMIT!」がコンセプトと言えど、開放しすぎにはご注意を。
(浜野ふみ)