愛飲するマツコも仰天!「ヤクルト1000」高額転売品が危険なワケ

「睡眠の質が向上した」と大きな話題となり、入手困難な状況が続いている「Yakult1000」。だが、ネット販売サイトで高額転売されていることから販売するヤクルトが「メーカー希望小売価格の数倍もの価格で販売されている」と注意喚起をする事態となっている。同商品は“絶対に転売から買ってはいけない”と言われているが、その理由とは?

「Yakult1000は1ミリリットルあたり10億個の乳酸菌シロタ株が含まれている『ヤクルト史上最高密度』が特徴で、2019年の10月から関東地区での宅配向け販売がスタートし、21年4月には全国展開され、同10月には店頭向けの『Y1000』が発売されました。今年に入ってからネット上に《飲んだらよく眠れるようになった》といった口コミが増えはじめ、4月に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)でマツコ・デラックスが愛飲していることを明らかにしたことで爆売れ状態になり、入手困難な状況となっているのです」(飲料メーカー関係者)

 最近では多くのスーパーやドラッグストアの「Y1000」の棚が空の状態で、宅配サービスの「ヤクルト届けてネット」も大幅な注文を受け6月6日より新規申し込みを一時休止している。その一方で、フリマアプリなどでは「Yakult1000」や「Y1000」が大量に転売され、6本パックで5000円など5倍以上の値段が付いているものも確認できる。

「これだけ話題になっていますから、少し高くても転売商品を買ってしまうと思う方もいるかもしれませんが、それは絶対にやめてください。というのも、こうした転売商品はいつ買ったものなのか、どういう状態で保管されていたのかが分からないからです。ヤクルトの乳製品は10℃以下で保存することが推奨されており、長期間放置すると品質が劣化する可能性もあるのです。さらに、夏場にエアコンの効いていない倉庫などで保管されていた場合は生菌数が減ることも考えられ、実際の効果が得られない可能性も高くなってしまうのです」(フードジャーナリスト)

 ヤクルトによれば、7月をめどに増産体制を整備するとのことなので、どんなに欲しくても転売ヤーから購入するのはグッと堪え、安定供給されるのを待とう。

(小林洋三)

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