お笑いコンビ・千鳥のノブ（42）が6月5日放送の「千鳥の鬼レンチャン」（フジテレビ系）に出演。番組内でのキレキレすぎるツッコミが放送後ネット上で話題となり、炎上状態となってしまっている。
物議を醸しているツッコミは番組恒例企画の「サビだけカラオケ」に挑戦した歌手・島谷ひとみとのやり取りの中にあった。以前の出演で島谷は名曲のサビを10曲連続で音程を外すこと無く歌い切る「鬼レンチャン」を達成。今回はより厳しいルールの「鬼ハードモード」へ挑戦することに。「サビだけカラオケ」の挑戦VTRに対し、千鳥・かまいたちがワイプ越しに痛快なツッコミを入れるのが番組の見どころとなっており、この日の放送でもノブの悪態が番組を盛り上げたが、一部の視聴者にとっては快いものではなかったようだ。
未だ達成者のいない「鬼ハードモード」に意気込む島谷だが、以前の放送でのノブの発言を振り返り、「ノブさんてあんなコト言う人だと思ってなかったんですけど、やっぱり傷つきますよ。『心に染みない』って、いちばん言っちゃいけない言葉だと思うんですよ、アーティストに」と怒りをあらわにした。以前の放送でノブは、島谷の歌唱に対し、「なんかでも染みんなぁ」「ボーカロイドみたい」と発言しており、この放送を実家で家族と視聴していたという島谷は「親の前で何てことを！っていうくらい、全否定でしたよね」と語った。これを受けてスタジオのかまいたちは、島谷の挑戦が成功した際には、島谷の実家を訪問し謝罪するようノブに提案したが、ノブは「そんなにスケジュール割かない。島谷に」とバッサリ。スタジオメンバーから「最低！」「極悪人ですよ！」とノブへの野次が飛び、大盛りあがりとなった。
今回の島谷の挑戦は「鬼ハードモード」の達成と、ノブの謝罪が懸かった挑戦となり、一段と白熱。番組ではその後もVTRの導入に「なんかでも染みんなぁ」「ボーカロイドみたい」というノブの発言を繰り返し放送し、2人の対立を演出した。
この煽り演出に対し、ネット上では《ボカロにも島谷さんにも失礼すぎ。千鳥も番組も嫌いになった》《『ボカロみたい』発言を繰り返し流すフジテレビの編集も嫌いだわ》《ボカロをそういうボケに使われたの嫌》《その表現はボーカロイドをバカにしているようで不快》《ノブの印象変わった。ボカロは確かに機械だけど、その機械の歌にもファンがいるってことをわかって発言してほしかった》と、ボーカロイドファンの怒りが噴出。ノブの発言だけでなく、番組のしつこい演出も批判の対象となってしまった。
VTRの中で島谷が「千鳥さんとは絶縁ですね」と苦言を呈すと、ノブも「こっちもですよ」とアッサリと“絶縁宣言”をしていたが、見境のないツッコミを続けていれば視聴者も離れてしまいそうだ。
（浜野ふみ）
