1972年8月1日にファーストシングル「男の子女の子」を発売した歌手でタレントの郷ひろみ。今年、レコードデビュー50周年を記念した全国ツアーをスタートさせ、御年66歳の今も昔と変わらず元気だ。
5月25日更新のインスタグラムでは「今日は、撮影で横浜の港の近くに来ているよ!!」と綴り、海をバックに若々しくスリムなボディを披露した。5月15日の更新では、トレーニング風景の動画を投稿。年齢を感じさせない体の柔軟性、動きは、さすが〝郷ひろみ〟だ。
郷の若さはどこから来るのか。5月25日配信の「文春オンライン」が「文藝春秋」22年5月号に掲載された郷の手記を転載。それによると、今は若さを目指しているわけではなく、かつて自分自身で中身がないと気づき、「30代頃からはむしろ、自分の空洞を埋める作業を積み重ねてきました。それが結果的に、若々しさと言ってもらえるのかなという気がしています」と若さの秘訣を語っていた。
空洞を埋める作業の1つが体を鍛えること。30年以上前から運動を日課とし、今も毎日ジムなどでトレーニング。もう1つは読書で、小説を中心に週1冊のペースで読んでいるという。
郷のストイックさが伝わるが、生活習慣も〝らしさ〟が感じられた。
「19年12月配信の『婦人公論.jp』によると、朝7時に起床し、翌日歌の仕事があれば夜10時に就寝。夜12時以降に眠るのと、12時前に眠るのとでは、声の状態が違うことを経験上知っているからだそうです。空腹の状態で寝たいという理由から、夕食からベッドに入るまでは最低でも2時間、できれば4時間はあけたいといいます。歯磨きは起床直後、朝食後、昼食後、ディナー前、就寝前の1日5回。ディナー前に磨くのは会話を楽しむ際のエチケットのほか、味覚をシャープにしておきたいからだそうです」(芸能記者)
郷ひろみであることを維持するのは楽ではないが、さすがプロフェッショナルだ。
(石田英明)