3月31日、永野芽郁がパーソナリティーを務めるラジオ番組「永野芽郁のオールナイトニッポンX」がスタート。その初回放送で、彼女は29日に放送されたTBS系の大型バラエティ特番「オールスター感謝祭’25春」でのアクシデントについて自ら言及した。
番組では、お笑い芸人の江頭2:50が「俺の女になれ!」と絶叫しながら永野に向かって突進。彼女をスタジオ内で追いかけ回すという一幕があった。視聴者はその様子に驚かされたが、直後に永野が涙を流し番組を途中退席したことで、ネットでは「江頭はやりすぎた」との批判が飛び交う事態となった。
そんな中でのラジオ放送。永野は騒動について、こう説明した。
「完全に油断していたんです。あんなに全力で来るとは思ってなくて。でも、江頭さんってすごく足が速いんですよ。私も逃げ足にはちょっと自信があるので、反射的に逃げました。そのとき、ほんとにびっくりして、自然と涙が出ちゃって。あくびしたら涙が出るみたいな感じで、ただの生理現象だったんです」
そして番組を途中で抜けた理由についても、「涙を拭かずにそのまま残っていると、ずっと引きずってるように見えるでしょ? それは良くないと思って、自分の判断でメイク室に向かったんです」と、あくまで冷静な判断で行動したことを明かした。
「彼女は若手の中でも特にバラエティ慣れしているわけではないですし、人気俳優として“笑い”よりも“品格”を重視するスタンスが強い。一方で、江頭さんは昔から破天荒な芸風で知られ、すべてを笑いに変えるスタイル。その2人が同じ空間で、しかも生放送で交錯したわけですから、少なからず“温度差”があったのは事実でしょう。永野さんが途中退席したのも、パニックというより“これ以上映っていると誤解される”というリスク管理だったと見ています」(芸能記者)
しかし、放送直後から彼女のSNSには、厳しい意見が殺到。特にインスタグラムのコメント欄には、江頭をかばうような投稿が相次ぎ、「あなたのせいでエガちゃんが叩かれてる」「芸人と絡むならメンタル鍛えて」「泣くほどのこと? 子どもかよ」「江頭さんに謝れ!」といった心ない言葉が並んだ。まさに“インスタが地獄”と形容されるような状況だった。
永野はラジオの中でこうした悪質コメントにも触れ、「色々なコメントを見てきたけど、ほんっとーーーに、信じられないくらい悪質でイジワルなものも多くて。そういったものについては、ちゃんと対処していこうと思っています。ファンの皆さんは、心配しなくて大丈夫です」「ということで、この話はもう2度としません!」と明るく締めくくった。この“具体的対処策”発言に、ネットでは「さすが芽郁ちゃん、ちゃんと自分の考えを伝えてて偉い」「インスタのコメント欄、見てるこっちがしんどかったから、本当に良かった」といった応援コメントが寄せられている。
「永野さんの“これ以上は話さない”という宣言は、ある意味でSNS時代のタレントが取るべき新しい戦略を象徴しています。すべてに反応すれば炎上が燃え広がる一方ですが、自分の言葉で一度説明し、それ以降は話題にしないという姿勢は、誠実さを見せながらもダメージを最小限に抑える有効な方法。ファンにとっても『一度きちんと説明してくれた』という事実があれば、不安は和らぎますし、それが信頼の基礎にもなる。今後のタレントとネットの付き合い方において、ひとつの前例になるかもしれません」(前出・芸能記者)
今回、大炎上を巻き起こした永野と江頭の「感謝祭」共演。永野の対応により、今後は沈静化していくといいのだが。