大炎上!「チコちゃん」出演講師の厳しすぎる指導で飛び交う“マナー不要論”

 5月21日放送の「チコちゃんに叱られる!」(NHK)に出演したマナー講師・平林都氏の厳しすぎる言動で女性スタッフが泣き出してしまったことが、ネット上で物議を醸している。平林氏が教えるマナーにも疑問の声が飛び交っており、《日本人はマナーに縛られすぎ》といった意見も寄せられている。

 この日の放送では、「フォークの歯が4本なのは、スパゲティを上手に食べるため」という説を立証するための講師として、平林氏が登場。平林氏は検証役として登場した女性スタッフに対し「コミュニケーションの第一歩は相手を見ること。下を見ずに私を見ていただけたら」といきなり注意すると、立て続けに「下を見るな! 言うてるやろ!」と語気を荒らげ、女性スタッフが涙ぐむと「泣くな! ええ年して。何べん言うても下見るな、あんた」と畳み掛けたのだった。

 さらに、女性フタッフがスパゲティを食べようと「いただきます」と言うと、「人と一緒にいるときは『頂戴いたします』やろ!」とまたも注意が飛び、その後も平林氏による厳しいマナー指導が続くと、スタジオでVTRを観ていたナインティナインの岡村隆史も「もう辞めてしまうやろ…」とさすがに同情するほどだった。

 放送直後からネット上には《あんなのはマナーでもなんでもなく、ただのパワハラで不快すぎる》《女性スタッフを「下品」と罵倒しているマナー講師が一番下品に見えるんだが》《「頂戴いたします」は二重敬語だから誤り。正しい日本語すら使えない人間が偉そうにするな!》など批判が殺到して大炎上しており、《日本人は正しいかどうかもよく分からないマナーに縛られすぎている》といった指摘まで出ている。

「マナーとは人と人との関わり合いでそうした方がいいとされる行儀や作法のことですが、謎マナーが多すぎることから海外では『マナー大国』と揶揄されることもあるほどです。コロナ禍になってからはテレワークでも『スーツを着て仕事をするべき』や『リモート会議では上司を上座にし、部下は上司より先に退室してはならない』など出どころ不明な謎マナーが登場してネット上で批判を呼んだこともありました。平林氏も演出としてやっているのかもしれませんが、あれでは教える側のマナーもなっていないと言われて当然です」(フリージャーナリスト)

 平林氏の教えが、むしろマナー不要論を巻き起こしている?

(小林洋三)

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