さらば・森田哲矢の事務所が過去最高益も、手掛けた艶系動画にまさかの反応

 さらば青春の光(森田哲矢、東ブクロ)の個人事務所「ザ・森東」の業績が好調だ。2人は元松竹芸能所属。だが、13年に契約解除されてフリーに。いくつかのスカウトを蹴って、個人事務所を設立した。昨年は9期目で、ブクロの女性スキャンダルが明るみになりながらも、テレビ、ラジオ、単独ライブ、公式グッズ、YouTube公式チャンネル「さらば青春の光Official Youtube Channel」など、すべてがヒット。過去最高の利益をあげたという。

 YouTubeは4つのサブチャンネルも加えると、トータル登録者数が100万人超え。アイデア勝負の企画やどっきり、18歳未満禁止映像がある一方で、コントをノーカットで公開する大盤振る舞いも。態度悪辣な中継芸人に怒りをぶちまけたYouTuber・ヒカルの動画に反応し、一方的に謝罪した回は500万回を超える視聴回数となった。

「昨年は、ブクロの女性トラブルが『文春オンライン』や『デイリー新潮』で暴かれたため、22時より早い放送時間帯の民放に出ることが困難になりました。それでも増収となったのは、森田の孤軍奮闘によるところが大きい。ダウンタウンの松本人志や、『ゴッドタン』(テレビ東京系)でおなじみのテレビプロデューサーの佐久間宣行さんも認めた腕の持ち主です」(放送作家)

 森田は大のゴシップ好き。アンダーグラウンドの業界にも精通しているが、朝の顔、午後帯、深夜メディア、ネット番組などで発言や立ち居振る舞いをしっかり使い分けている。MC側とゲスト側の両方をこなし、ロケ慣れもしているため、番組の企画会議では今なお度々名前が挙がるという。

 そんな森田は昨年、制作総指揮と俳優を兼務した作品「ペンション殺人事件」という艶系動画作品を世に放っている。最大手メーカーとコラボし、「笑ってヌケる!」をコンセプトに、物語と演技シーンのベースはさらばのコント。演じて絡める主人公の女優は、新人オーディションによって決定。艶シーンはトップ男優のしみけんが務め、他の作品と遜色ない映像に仕上がった。

「コラボしたメーカーから『物語部分を早送りされないような作品を作れないか』と持ちかけられて実現したもの。業界では大いに話題になりましたが、ユーザーコメントは“実用面”において物足りないと微妙な反応が多かったようです」(フリーライター)

 夜のピンク業界にも詳しく、性分野には造詣の深い森田にとって、まさかの反応。それでもほかの仕事に支障を来さないのは、本業のお笑いを怠らず、どんなに多忙でもしっかりネタを作り続けているからにほかならない。信頼と実績の森田。その評価に揺るぎはなさそうだ。

(北村ともこ)

エンタメ