「視聴率0%台」目前!? フジ「ポップUP!」大爆死に集まる“別の興味”

 これは大惨事と言っていいだろう。

 フジテレビ「バイキングMORE」の後番組として4月4日にスタートしたお昼の情報バラエティ番組「ポップUP!」のことだ。

 初回視聴率こそ物珍しさと、ゲストに上白石萌音を迎えてスペシャル感を出したおかげで、平均視聴率3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とバイキングの最終回よりは下げたものの、昼ワイドとしてはまずまずの及第点。

 でも、その内容がいただけなかった。“アフタヌーンのひととき…楽しく気分もLifeも情報もUP!したい”というコンセプトだそうだが、そのうたい文句から分かる通り何をしたいのかわからない。3時間の長丁場で寄せ鍋感が満載。目玉企画という「スター・ニュース速報」も、話の途中に「ここで速報です」アナウンサーがカットインしてきて、その警告音が耳障りだという声が初回放送後から相次いでいた。

 すると案の定、翌日から視聴率は下降線をたどっていく。2日目は2.1%、3日目には1.6%と、たったの3日で初日の数字の半分に。その後も回復の兆しは見えず、裏番組の「ヒルナンデス」(日本テレビ系)が5%程度、「ひるおび!」(TBS系)が6〜7%取っていることを考えれば、スタート間もなく自滅状態と言っていい。

「視聴者からは『このままでは夏までもたない』『バイキングの復活を望む』『いいともの再放送をするべき』など、キツい皮肉も書き込まれています。しかも批判の矛先は多岐にわたっていて、セットが安っぽい、知りたい情報がない、内輪で笑ってるだけ、結局番宣してるなど、あげればきりがないほど。新番組の場合、数字が悪ければとかくMCに批判の矛先が向きがちですが、ポップUP!の場合はそれ以前の問題のようで、番組自体がつまらないというのがお茶の間の総意のようです」(エンタメ誌ライター)

 まさかの大爆死に、SNS上では「0%台もカウントダウンでしょ」「ついに視聴率0%台登場か」「ポップDOWN!」など、不穏なコメントが目立つ。このまま視聴率は右肩下がりを続けていくのか?

「当然、テコ入れはするでしょう。前番組の『バイキング』も視聴率1%台をさまよったあげく、番組内容を一新して人気番組に変身させました。このままいくと、スタッフの総入れ替えなんてこともあるかもしれません」(前出・エンタメ誌ライター)

 まずは基本に立ち返り「視聴者が求める情報を扱う」ことに一意専心されてはいかがでしょうか。

(小机かをる)

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