4月からスタートした情報バラエティ「ポップUP!」の年内での打ち切りが報じられた。
同局の佐野瑞樹アナと山﨑夕貴アナのコンビがMCを務め、主に明るい芸能ニュースや話題のスポットなどを紹介。だが、開始直後から世帯平均視聴率は低迷し、1%台に落ち込んだこともあった。
フジの内部事情について、民放テレビマンが声を潜めて明かす。
「坂上忍さんがMCを務めた前番組『バイキングMORE』のイメージを一新することができず、テコ入れしても数字に結びつかなかった。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)が旧統一教会の問題を積極的に取り上げて話題になると、ますます視聴者離れが進み、局内であきらめムードが漂っていたんです」
話題は早くも「後番組」に向けられているが、9月17日深夜に放送されたMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」で、MCの明石家さんまが「ポップUP!」の話題に触れ、
「スタッフは『まだ本当に何も決まっていない』っていうてた。本当に決まっていないって。だから名乗り出ようかどうか、悩んでいるんです」
と、〝立候補〟をにおわせている。
だが、局内では、複数のMC候補の名前が取り沙汰されているという。
「ヒロミさん、陣内智則さん、フットボールアワーの後藤輝基さんが挙がっています。というのも、もともと『バイキングMORE』の後任MC候補として検討されたのがこの3人でした。それでも、経費削減で局内のアナウンサーを起用することに決定。それが裏目に出たことで、MCとして安定感のあるタレントや芸人にオファーするのは間違いないでしょう」(前出・民放テレビマン)
昼の情報番組戦線で日テレやTBSに大差をつけられたいま、よほどのサプライズ人事でなければ、視聴者を取り戻すのは難しそうだ。