Amazonは4月5日、定額制音楽配信サービス「Amazon Music Unlimited」の一部プランについて5月5日から値上げすると発表したが、これにネット上では不満の声が相次いでいる。
今回値上げされるのは、Amazonプライム会員向けの「個人プラン」で、これまで月額780円だったものが880円に100円値上げされ、年額も7800円から8800円に1000円の値上げとなる。また「Amazon Echo」や「Fire TV」で利用できる「ワンデバイスプラン」も月額380円から480円へ100円の値上げされる。
Amazonによれば、今回の値上げは「今後も魅力的なコンテンツやサービス、機能をお届けするため」としているが、ネット上では《「Netflix」が値上げするのはオリジナルコンテンツ制作のためとか理解出来るけど、Amazon Music Unlimitedの値上げは賛同しかねる》《Amazon Musicって前からずっと使い勝手が悪いから、今回の値上げで改善されないなら退会しようかな》《プライム会員とそれ以外の月額料が100円しか違わないのはお得感がだいぶなくなったな…》《またサブスクの値上げかよ。もううんざり》など納得いかないといった声が多く見られた。
「『AppleMusic』や『Spotify』の月額料金が980円ですから、プライム会員向けの個人プランが月額880円にプライム会員費が必要と考えると価格的な優位性はほぼなくなったと見ていいでしょう。値上げしたにも関わらず、Music Unlimitedの楽曲数やUIの使い勝手が改善されない場合は他の定額制音楽配信サービスへの乗り換えが進むかもしれません。ただ、月額100円の値上げというのは1000円以上の値上げをした『DAZN』に比べればかわいいものかもしれませんが、これはあくまでストレステストの可能性もあります。もし、今回の値上げで解約する人が少なければ、さらなる値上げということもあり得るかもしれません」(ITジャーナリスト)
今後もサブスクの値上げが続きそうだ…。
(小林洋三)