日本テレビの「news zero」でキャスターを務める有働由美子アナの冠番組「有働由美子とフカボリ記者」。昨年9月の第1回放送では、海外ネタから報道の最前線まで、専門のジャンルを“フカボリ”する記者に密着し、好評を博したことから、4月9日の第2回で晴れてゴールデン進出を果たした。
気象庁担当記者、羽生結弦選手を16歳の時から取材する担当記者につづいて登場したのは防衛省担当の女性記者。ふだんは防衛省の中にある部署に出勤し、日夜、防衛に関するニュースを追いかけているという。
VTRの冒頭で、女性記者のデスクが映し出される。電話や書類のファイルとともに、「自衛隊装備年鑑」「兵器の常識・非常識」「裸の自衛隊!」といった本が並び、ナレーションは「マニアックな防衛ブックがびっしり」と紹介。続けて女性記者はその本の中から「KC—767」という輸送機をあげて、「ウクライナに防弾チョッキとかを運ぶときに、最初に飛んだ飛行機がこれなんですけど、空中で給油できる」と解説。その後も、「護衛艦いずも」の改良ポイントや「13式空挺傘」について知識を披露した。
問題のシーンはその後。女性記者のカレンダーの日付にいくつか「ミ」の文字が書き込まれていたことについて、スタッフは「ミーティングですか?」と聞いたところ、女性記者は「違います、違います」と否定して「ミサイルが飛んだ日ですね。ミサイルのミです」と答えた。
続いて、取材スタッフの目に止まったのは、4月15日の日付に書かれたマル。なんと、女性記者に「もしかして…カレシさんとかの誕生日?」と、プライベートに踏み込んだまさかの質問。女性記者の答えは「金日成主席(故人)の生誕110年の日です」というものだった。
フカボリ記者のカレシに踏み込んだ質問に、SNS上では《女性のカレンダーに印あったらカレシの誕生日とか聞くか?》《防衛の取材している記者さんに失礼では…》《有働さんスルーしたけど恋人のこと聞くとかセクハラじゃないか》といった批判コメントがアップされた。
「番組では防衛大臣へのぶら下がり会見で質問したり、自衛隊の島への上陸訓練を熱心に取材する様子がオンエアされました。パラシュートの降下訓練など、実際に体験できるものはみずから身を挺してレポートしているとか。その後、スタジオでマジメな防衛問題について語っていただけに、『カレシの誕生日』を尋ねたシーンが際立ってしまったのかもしれません」(メディアライター)
女性記者のカレンダーに印が入っていた4月15日、何事も起きなければいいのだが…。