開幕直前の東京ガールズコレクションへのサプライズ出演、本拠地開幕戦でのド派手登場など、スポーツニュースではネタの救世主として重宝されている、北海道日本ハムのBIGBOSSこと新庄剛志監督。でも、肝心のペナントレースは3月31日時点で1勝5敗。今年の日ハムが苦しいシーズンになりそうな気配が早くも漂いつつある。
そんな中、野球評論家の田尾安志氏のYouTubeチャンネルにて、元阪神のエースで同じく野球評論家の藪恵壹氏が「（日ハムは）100敗ぐらいしてもいいと思いますね」と発言し、これに新庄監督が不快感を示した。すると藪氏は3月29日に公開した自身のYouTubeチェンネルで「拝啓 BIGBOSS 新庄剛志様 100敗予想動画について率直にお話しします」と題して、100敗予想をした理由を説明。加えて、新庄BIGBOSSの集客力を絶賛するなど、事態の収拾に努めたのだが、このやり取りに意外な方向から賛否が上がっているのだとか。
「新庄監督は、問題の動画で田尾氏、藪氏ら3人の野球評論家が日ハムの最下位予想をしたことに対し、『笑いながら〜、この御三方の性格がなんだか可哀想だなって思いました』『95敗したらこのYouTubeに出てあげましょう』と反発。これに慌てたのは藪氏で、すぐに釈明動画をアップ。BIGBOSSを怒らせるとメディアが藪さんに仕事を依頼しない可能性が出てきますからね。でも実は、多くの野球ファンは開幕後の日ハムの惨状を見て『（藪さんたちは）間違ったことは言ってない』『予想は自由でいいと思う』と、むしろ怒りを示したBIGBOSSに疑問を投げかけているんです。一方で日ハムファンは、連敗スタートのチームに『戦力的にこうなることはわかっていた』『選手層が薄いのはBIGBOSSの責任じゃない』など擁護の声を上げていますが、それが逆に100敗予想に真実味を与えているという指摘もありました。日ハムファンも藪氏も『他の5球団に比べて相当戦力的に厳しい』という意見が一致していますからね」（スポーツライター）
実は今回、新庄監督が評論家3人に対して苦言を呈したことには、100敗予想の是非を抜きにして、批判が集まってしまっているのだとか。
「ソフトバンクホークスとの開幕3連戦前に、新庄監督が『プロ野球の開幕は3日後の福岡じゃない。札幌ドームでやるのがプロ野球開幕と思っている。だから3日後の開幕一発目から3連戦は遊びます。真剣勝負は札幌から』と発言したことに不快感を示したプロ野球ファンが多く、これが今回の100敗予想に対する反応と矛盾しているというわけです」（前出・スポーツライター）
ネット上にも、《100敗予想に文句を言ってるくせに開幕3連戦を遊びだとか言ってたのは辻褄が合わない》《あれはカチンときた。ホークスが大人の対応しただけ》《言ってることとやってることがどんどん矛盾してきた》と逆風コメントが目立ちはじめている。
開幕3連戦で連敗すると、メディアに向かって「ビッグボツ」と自虐したBIGBOSS。評論家の100敗予想を聞き流せないなら、就任会見の「優勝は狙いません」、開幕前の「遊び」発言などの言葉パフォーマンスはしないほうがよかったかも。
（飯野さつき）
