100円ショップ大手「ダイソー(DAISO)」などを展開する大創産業は、ダイソーを含めた3業態を初めて銀座にオープンさせることを明らかにした。高級ブランドが軒を連ねる銀座もここ数年は庶民派ブランドが数多く出店するようになっているが、これにネット上では微妙なリアクションも少なくない。
「ダイソーが新たに出店するのは、今年1月まで『ニトリ銀座店』があった商業施設『マロニエゲート銀座2』の1フロアで、ダイソーの他に20~40代の女性をターゲットにした300円ショップ『THREEPPY(スリーピー)』と110円~1000円まで5段階の値段設定でシンプルな雑貨を取り扱う『Standard Products by DAISO』も4月15日に同時オープンし、ダイソーの旗艦店となります」(タウン誌ライター)
銀座初出店といえば、つい先日「ワークマン」も銀座イグジットメルサに「#ワークマン女子」業態をオープンさせ銀座初上陸を果たすことが発表されたばかり。ここ数年はすでに撤退したニトリも含め「ユニクロ」や「LOFT」など低価格ブランドが数多く銀座に出店してることに、ネット上では《申し訳ないけど、ダイソーとかワークマンが出店すると銀座の街の価値が安くなった気がしてならない》《「ドン・キホーテ」ができた頃から銀座が他の街と変わらなくなってしまった》など困惑する声も出ている。
「90年代後半から00年代前半にかけて銀座の地価はかなり落ちましたが、17年頃からはまた地価が上昇しているので、決して銀座が出店しやすい場所になったというわけではありません。低価格の庶民派ブランドが次々と銀座に出店するようになったのは、高級ブランドよりも庶民派ブランドが力を持つようになった日本の現状があると思います。銀座はハイブランドの街というイメージがあるかもしれませんが、これからどんどん景色が変わっていくのかもしれませんね」(経済ジャーナリスト)
銀座らしさは失われていくのだろうか…。
(小林洋三)