キャシュレス化が進む中、若者世代の間で100円ショップの「財布」が大流行している。
中でも人気なのは、韓国のZ世代に大人気のキャラクター「チェゴシム」のキャラクター財布だ。SNSでは「100均なのにしっかりしていて使いやすい」「ダイソーアプリでチェゴシム財布在庫確認できた。明日買いに行く」「私も100均のチェゴシム。コンパクトで中身が見やすくて使いやすい」などと絶賛されている。
この財布、実はチェゴシムのキャラクターがプリントされたただのビニールポーチで、他にもサンリオのキティやドラえもんなどの別バージョンも人気になっている。一般的には領収書やレシート入れなどに使用している人が多いが、若者世代はこれに現金を入れて財布代わりにしているようだ。
「今どき、ブランド物の高級財布は10万円を超えることも珍しくありません。ただ、キャッシュレス化が進み、財布を重要視しない若者層が増えていて、100均のかわいいビニールポーチで十分という人が多いのです。さすがに社会人にはそぐいませんが、それでなくても機能重視の簡素な財布がよく選ばれていますね。むしろ長財布にお札やカードをパンパンに入れている人は、キャッシュレス化に遅れているように見られるので注意が必要です」(モノ誌ライター)
今ではほとんどの店で電子マネー決済が可能なため、財布はすっかりトラブル時の保険のような存在になっている。見栄を張ってブランド物の高級財布を買うくらいなら、新型のiPhoneにしたいというのが、若者世代の本音ではないだろうか。
(ケン高田)