坂上忍が高級ワイン当てクイズを外して赤っ恥! それでもワイン通と称賛されたワケ

 俳優の坂上忍が2月28日、バラエティ番組「有吉ゼミ」(日本テレビ系)の冠コーナー〝坂上不動産〟に出演。高級ワイン当てクイズこそハズしたが、さすがワイン通とうならせたシーンがあった。

 同コーナーは、坂上が有名人の物件探しを手伝うという企画。この日の放送では、女手1つで育ててくれた母親のために別荘を探したいというお笑いコンビ・ANZEN漫才のみやぞんと共に山梨県の山中湖エリアへ。お笑いコンビ・TIMのレッド吉田も同行した。

 不動産の専門家が現地で紹介したのは、約1500坪の庭を望むウッドデッキもある豪華な別荘。その物件のオーナーが、地元山梨県産の最高級ワインをプレゼントするというサプライズが。価格はなんと5万円。ただ、〝味がわかる方〟に贈りたいということで、坂上、みやぞん、吉田の3人はワインの飲み比べ対決で勝者を決めることになった。

 ルールはA(3000円)、B(1万円)、C(5万円)の3本のワインを飲み比べ、最高級のCのワインを当てた者だけがそれを受け取ることができるというもの。坂上は「僕、ちなみに20代の頃、1カ月フランスのワイン蔵にいたんで。ワインはすごくうるさい」と自信満々。いざ勝負開始。3人はそれぞれ3種類のワインを飲み、味や香りを楽しみつつも吟味した。

 飲み終えた後、みやぞんは「Bはマイルドでとっても飲みやすいです」、吉田は「(Bは)スッキリ感が最後にくる」という理由でBと回答。大本命と見られた坂上は「ワインで飲みやすいのって、そんなたいしたことはない。やっぱりAです。ブドウ本来の渋み、苦味、酸味、奥行きがありました、Aは」と、最安値ワインを最高級ワインと答えるまさかの展開。全員不正解に終わり、坂上は「おかしい、絶対おかしい!」と抗議した。

 坂上が恥をかいた結果となったが、さすが〝ワインにうるさい〟と豪語するだけのことはあったとグルメライターは語る。それはいったい何か。

「ワイングラスの持ち方です。ワイングラスは脚の部分はステム、ワインを注ぐ丸い部分はボウルと呼ばれています。日本ではステムを持つのが一般的ですが、これは意外なことに日本独自の習慣。国際的にはボウルを持つのがマナーです。ステムを持つよりボウルを持ったほうが、グラスが安定するからです。みやぞんと吉田さんはステムを持っていましたが、坂上さんはボウルでした。フランス滞在中、ワイングラスの持ち方も学んだのかもしれません。ただ、レストランなどでワインの劣化や腐敗を確認するテイスティングでは、ステムを持つのが国際的にもセオリー。今回の坂上さんたちの場合は、品質を見極めるテイスティングではなく、どういった味なのかを探ったり堪能したりするのが目的です。やはり、ボウルを持つのが正解でしょう」

 さすが坂上、やはりワイン通だった。

(石田英明)

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