「少年隊は解散はしてないですよね?」
ラジオパーソナリティーの伊集院光が錦織一清にド直球の質問を投げかけたのは2月28日放送の「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)。少年隊は1985年に「仮面舞踏会」でレコードデビュー。翌年からNHK紅白歌合戦に8年連続出場を果たすなど、アイドルグループとして大人気を博した。大ブレイクから35年を経て、メンバーの錦織一清と植草克秀が20年末をもってジャニーズ事務所を退所。以降、「解散」も「活動休止」も公式に発表されていない。
「これみんな、どういうこっちゃって知り合いからも聞かれるんですけど、ボク、少年隊という名前に関してどうするかっていうので、ボクらが解散だとか、少年隊の名前を消すとか、そういうことってボクには権利も持ってない」と話し、「少年隊」誕生までのエピソードを振りかえった。
ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏が「ジャニーズジュニア」を封印して、「ジャニーズ少年隊」という呼称にしていた時、当時小学生だった錦織が事務所に入所したという。
「(事務所に)入ると研究生の名称がジャニーズ少年隊だったんですよ。ボクらジャニーズ少年隊としてちょっと狭間の時に歌番組出させていただいたんで」と、かつては「ジャニーズ少年隊」として歌番組に出演していたと告白。
「改めてレコードデビューするけどどうしようか」となった際、「もし使えるんだったら少年隊でいいかもしれないね」という意見もあって、少年隊に決まったとのことで、「ジャニーさんの持ち物なのでボクたちには口を出せないということですね」とキッパリ語ってこう続けた。
「ボクら3人が集まって『何かグループやりたいね。ジャニーさんデビューさせてよ』って言ったわけじゃなくて、ボクらジャニーさんに集められたし、ミーティングだってボクら3人で…3人で打ち合わせとかミーティングしたことないですよ」
メンバーの一存では活動再開も解散も決められず、その権利を有していたジャニー喜多川氏が2019年に逝去したことで、今日まで宙ぶらりんの状況が続いているということか。
今回の返答に伊集院は納得したように「みんなの心の中の共有の持ち物ということでいいですか?」と聞けば、「そうなんですね」「複雑ですが…」と答えた錦織。現在は舞台を中心に俳優、演出家として活動しているが、グループそのものは存続しているという認識で間違いなさそうだ。