「生放送中の怒号」で森本毅郎の長寿ラジオ番組が危ない!?

 テレビ以上に長寿番組が多いラジオ業界。毎週月~金曜日に放送されている「森本毅郎 スタンバイ!」(TBSラジオ)も今年32年目を迎える、同局の朝の看板番組だ。

 だが、11月1日に放送中、CM明けに流れてきたのは「聞こえねぇんだよ!」という怒気を含んだ男性の声。それがMCの森本本人が発したものであることは間違いない。

 その後、すぐにアシスタントを務めるフリーアナの遠藤泰子が「失礼しました」と謝罪。それからは何事もなかったかのように番組は進行。結局、森本からのお詫びの言葉は最後まで聞かれなかった。

 この問題の一言は番組スタッフに向けて発したものと思われる。森本は元NHKのアナウンサーで、84年にフリー転身。以降は同じTBSでもテレビの長寿番組「噂の東京マガジン」の司会などを務めることで知られる。温和な語り口で声を荒らげるようなイメージがなかったため、衝撃を受けた人も多いはずだ。

「TBSラジオといえば、月~木曜日で森本さんの後の時間帯の番組でもMC伊集院光の元番組アシスタントへのパワハラ疑惑が報じられ、来春での番組終了も噂されています。そんな最悪のタイミングで起きた出来事で、今回は怒号が流れています。局の幹部は頭を抱えているでしょうね」(芸能ライター)

 ちなみにラジオの生放送中に起きた事件では、中京圏で放送されていた「宮地佑紀生の聞いてみや〜ち」(東海ラジオ放送)での暴行事件が有名。16年6月の生放送中、メインMCの宮地が共演の女性MCのヒザを突然蹴り、さらにマイクで唇を叩いて宮地は後日逮捕。それにより番組は20年目を迎えながら打ち切りとなっている。

「他にもオリエンタルラジオ、品川庄司がそれぞれ自身たちのラジオ番組収録中にケンカしていますが、彼らの場合はコンビ同士によるもの。一方、森本さんは立場の弱いスタッフに対するものでパワハラと受け取られても仕方ありません。こちらも来春の番組改編で終了となる可能性もあるでしょうね」(同)

 口が災いの元となることは誰よりも知っていたはずなのだが……。

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