三原じゅん子氏、ジャンプ高梨沙羅を労うもネット上では「抗議しろ!」の声

 元歌手で自民党の参院議員の三原じゅん子氏が2月7日、ツイッターを更新。北京五輪から採用されたスキージャンプの新種目、混合団体に出場した高梨沙羅選手にエールを送った。

 三原氏は「高梨沙羅選手の頑張りは忘れません。ありがとう!」とツイート。同日に行われたスキージャンプ・混合団体は、男女2人ずつの4人がノーマルヒルを2回飛び、チームの合計点で勝敗を競う。高梨は1回目で103メートの大ジャンプを見せて、一時は10チーム中、2位の好位置につけていた。ところが、その後の検査でスーツの大腿部分が規定より太かったとして失格。高梨は2回目に98.5メートルを飛んだが、日本は4位に終わった。

 高梨を含めて、10チーム中4チームの5選手が失格となる異常事態に怒りをあらわにする大会関係者も少なくなかった。1本目が失格となった高梨だったが、2本目の頑張りに三原氏も感動したのだろう。三原氏のツイートに対してフォロワーからも「最後まで頑張ってくれましたね」「本当に!!ありがとうの気持ちです!」と賛同のコメントが寄せられた。その一方、「三原先生、要抗議案件ですよ!ウェアの規定違反なんて競技前に指摘すべきこと」「いや、抗議しろよ。受け入れてどうする? 高梨は純粋に頑張っただけ、アンタが頑張るのは国民と国益をまもること。有権者はちゃんと見ているよ」「規定がおかしい。感動で終わらせるような問題ではない」と手厳しいコメントも多数書き込まれている。

「三原氏のツイートに反発したネット民の言う通り、ほとんどの国民はウェアの規定違反に納得していません。にもかかわらず、〝頑張りは忘れない〟〝ありがとう!〟という言葉だけで片付けるのはあまりにも安易で軽い感じがして、心がこもっていないと指摘する声までありました。いっそ、高梨に関してツイートしなかったほうが賢明だったかもしれません」(スポーツ紙記者)

 政治家であれば、もっとボディに効くようなコメントが欲しかった?

(石田英明) 

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