俳優の香川照之が1月28日、金曜の司会を担当する情報番組「THE TIME,」(TBS系)に出演し、前日27日の木曜に代打出演したことを謝罪した。一部の視聴者は香川の木曜出演に混乱したようだ。
同番組の司会は、月曜〜木曜が同局の安住紳一郎アナ、金曜は香川が担当。27日木曜は安住アナの出番だったが、進行を務める同局の宇賀神メグアナが1月25日、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受け、濃厚接触者にあたる安住アナは26日から自宅待機となっていた。香川は安住アナの代打として27日にイレギュラー出演した。
28日の放送で香川は「私がイレギュラーに登板させていただいたところ、通常は金曜日しか出演しないことが思いのほか浸透していた」と語り、金曜日と間違えてしまった視聴者が多かったことを明かした。中でも〝ゴミ出しの曜日を間違えそうになった〟というクレームの声が多く、香川は混乱を招いてしまったことを謝罪。その後、ゴミに関連させて「私たちが毎日出すゴミの量は膨大です。それでも回収してくださる方々は、決まった曜日の決まった時間にきっちりきれいに回収してくださる」と見事に切り返して感謝の意を表した。
「あらかじめ考えていたのかもしれませんが、ゴミ出しの曜日を間違えそうになった話題からゴミ収集への感謝の言葉につなげるとは、なかなかの機転です。香川の機転の良さはドラマでもアドリブとして発揮されてきました。有名なのは、ドラマ『半沢直樹』(TBS系)で俳優の堺雅人演じる主人公の半沢に首をかききる仕草をしながら『お・し・ま・い…DEATH!』と言った名ぜりふでしょう。『THE TIME,』の初回放送では、情報番組の司会は初ということで自動車の初心者マークをつけて登場し、『(コロナによる)緊急事態宣言は解除されましたが、私の初心者マークは解除されない予定であります』とユーモアを交えて挨拶をしていました。香川の機転の良さやアドリブ、ユーモアこそが情報番組の司会に求められる重要な資質の1つです」(テレビ誌ライター)
いつ初心者マークが外れてもおかしくないほどの司会っぷりだ。
(石田英明)