松田聖子「NHK紅白」の曲目発表が延期、沙也加さん“ゆかりの曲”を推す声も

 12月18日に札幌市内のホテルで急逝した女優の神田沙也加さんが21日、同市内の斎場で荼毘に付された。両親である俳優の神田正輝と歌手の松田聖子は、沙也加さんと最後の対面をし、近親者のみで密葬。その後、神田と松田は斎場で報道陣の囲み取材に応じた。

 報道によると、2人は憔悴した様子で、神田は「近親者のみで葬儀を行うことができました。皆さん、ご協力ありがとうございました」と告げ、松田は位牌を抱き、「寒い中、申し訳ございませんでした。ありがとうございます」と深く頭を下げた。

 21日は、NHKが大晦日に放送する「第72回NHK紅白歌合戦」の曲目を発表。松田も選ばれているが、沙也加さんの急逝を受けて曲名は発表されず、「松田聖子さんについては、後日、改めてお知らせします」とのことだった。

 松田と沙也加さんは2011年と14年、2度にわたって「紅白」で親子共演を果たしている。11年は坂本九の「上を向いて歩こう」を母娘で歌唱。14年は沙也加さんが米ニューヨークから日本語吹き替え版を演じた映画「アナと雪の女王」の主題歌を歌い、松田らNHKホールにいた歌手全員も合唱した。

 今年の「紅白」については、松田の出場は不透明なままだ。ネット上では「今はゆっくり休んでほしい」などと松田を気遣う声が出ている。収録やリモート出演という報道もあるが、出場するとすれば、何を歌うのかにも注目が集まる。

「ネット上では沙也加さんのデビュー曲でドラマの主題歌にもなった『ever since』、『アナと雪の女王』の主題歌など、沙也加さんにまつわる曲を希望する声がありました。もし出場するとしたら、やはり、松田本人も沙也加さんと関係が深い曲を歌いたいでのではないでしょうか」(芸能記者)

 松田聖子の心の声は、3度目の「母娘共演」をしたかった、に違いない。

(石田英明)

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