松田聖子、再出発のディナーショーで起きた「2つの神対応」

 歌手の松田聖子が表舞台へと戻ってきた。愛娘の神田沙也加さんが昨年12月18日に急逝。一時的に活動を休止していたが、4月9日に都内で行われたディナーショーで再出発を果たした。

 4月14日発売の「女性セブン」によれば、聖子はシルバーのドレスに身を包み、「思えば、沙也加は小さい頃から歌を歌うのが大好きでした。おもちゃのマイクを持って私の『Rock’n Rouge』をいつも元気に歌っていました。それが…昨日のことのように思い出されます」と、涙ながらに沙也加さんの思い出話を披露。

 途中、悲しみのあまり声を詰まらせる聖子。会場は静まり返り、声を上げてはいけない雰囲気に。それでも1人のファンがためらいながらも「頑張れ!」と口にした。応援の言葉をためらっていたファンも「無理しなくていいよ!」「いいよ、言わなくて!」などと声が上がったという。

 ファンの神対応に救われた聖子は「11年、紅白歌合戦で沙也加と一緒に歌わせていただいた曲があります。今日はその曲を娘と一緒に歌いたいと思います。どうか聴いてください。『上を向いて歩こう』」と言って歌い出すも、途中、手で口を覆い嗚咽を漏らした場面もあったという。

「4月11日配信の『東スポWeb』によると、『上を向いて歩こう』は当初予定されていなかったといいます。どうしても沙也加さんとの思い出の曲を歌いたかったのでしょう。『上を向いて歩こう』を追加した代わりにカットされたのが、『時間旅行』という曲だそうです。この曲は聖子が作曲。自分が作曲した作品なのでセットリストから外しやすく、聖子なりの気遣いだと報じています」(芸能記者)

 ファンが神対応を見せれば、聖子も神対応をしていた。

(石田英明)

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