「オムツの横から大量の尿が…」駅伝中継車で実況アナが味わう地獄

 新年の風物詩といえば駅伝。1月1日にはTBSで「ニューイヤー駅伝(第66回全日本実業団駅伝)」、1月2日、3日には日本テレビで「箱根駅伝」が生中継される。選手たちの力走をテレビで観戦しながらおせち料理をつまむ家庭も多いのではないだろうか。

 駅伝の中継を盛り上げるのが、各局スポーツ担当アナウンサーの実況だ。順位の変動や選手の表情の変化など、細かい部分まで正確にリポートしなければならない。この駅伝実況で直面するのが「トイレ問題」だ。

「元日のニューイヤー駅伝は7区間100キロを走ります。21年の優勝タイムは4時間台ですが、実況は最後のランナーがゴールするまで続きます。その間、実況アナやスタッフは移動中継車から降りることができず、トイレに行けません。たとえ途中で尿意をもよおしてもおよそ6時間はガマンしなければならない。精神的なプレッシャーも含めて“地獄”ですよ」(スポーツライター)

 各業界の愚痴をテーマにしたトークで人気を博すラジオ番組「宮藤さんに言ってもしょうがないんだけど」(TBSラジオ)。12月3日放送回に匿名で出演した男性アナは、中継の前の日から水分はまったく取らないことを告白。さらにこんな“尿漏れエピソード”を明かしていた。
 
「かつてディレクターさんでオムツをはいて移動車に乗って、『大丈夫だろう』と思って、1区から7区までタスキをつなぐんですけど、1区の途中でちょっと(オムツの中で)やってみようと思ったら、オムツの横から尿が大量に流れだしてきて、残り95キロ、その移動車の中をその人の尿の匂いが充満して95キロを走り切ったということがあるんですって。TBSの伝説として残ってるんですよ」

 さらに同番組に出演した別のアナは、ニューイヤー駅伝の実況をする際は「精神安定剤」としてオムツをはいているという。

「中継車にはたくさんの精密機械が積み込まれていますからね。もしも尿の問題で、車内がビチョビチョになったら一大事。中継車はかなり高価で、本番で使われるのは2台ほど。替えがきかない状況で、どんな不測の事態でもレース実況を続けなければいけないので、駅伝はベテランのアナが起用されることが多いようです」(スポーツライター)

 お茶の間と違い、CM中でもトイレに行くことはできない。実況アナのプロ根性に思いを馳せながら駅伝中継を楽しんではいかが?

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