今シーズン、移籍先のパドレスのエースとして期待されるも8勝11敗、防御率は自己ワーストに近い4.22に終わったダルビッシュ。チームとの契約は23年シーズンまで残っているが、気になるのはそれ以降の去就。かねてより本人は「日本球界復帰なら日本ハム以外ありえない」と語っており、新球場2年目の24年からの古巣復帰を期待するファンも多い。
新庄ビッグボスは、日ハムの監督就任が決まった後、「有、一緒にしよう、監督になったよ」と連絡したことを明かしている。その際、ダルビッシュからは「契約があと3年残ってます」と断られたそうだが、そのうえで「24年からお願いします」と返信メールがあったことを認めている。
「仮に24年から復帰となれば、彼は37歳で全盛期のような投球は難しいでしょう。しかし、11種類の変化球を操る現在のピッチングスタイルならローテーションの軸として十分期待できます」(スポーツライター)
だが、メジャー選手のまま引退する可能性もある。本人は19年開幕直前のスポーツニッポンのインタビューで37歳で引退することを示唆していた。
「真意は本人にしかわかりませんし、あくまでこの時点での考えであって、今も同じとは限りません。ダルビッシュにとって新庄はチーム内で孤立しかけたルーキー時代、可愛がってくれた恩人で、自身のYouTubeチャンネルでもそのことを語っています。それに彼は大変義理堅い人物。日ハムは新球場もできますし、最後は古巣でユニホームを脱ぐと気持ちが変わっている可能性は高い」(同)
とはいえ、近年は故障も多く、コンディションに不安を抱えているのも事実。それでも日本のプロ野球はメジャーより登板間隔が空くため、負担が軽減されるとの見方もできる。
日本球界復帰か引退、はたまたメジャー残留か、2年後のシーズンオフはダルビッシュから目が離せなくなりそうだ。