2019年キングオブコント優勝で知られる実力派お笑いコンビ・どぶろっく。ライブでは漫才も披露するが、彼らの名を一躍世に広めたのは、ボーカルの江口直人のボケに、ギター担当の森慎太郎がツッコむ歌ネタ。レパートリーには通常のあるあるネタも存在するが、近年は下ネタソングで話題になっている。
例えば、病に伏した母のために森で薬草を探す貧しい農夫役の江口の前に現れた神様役の森が「お前の望み、ひとつだけ叶えてやろう」と言うが、ここで彼が口にしたのはなんと「大きなイチモツをください!」。母親の回復そっちのけでのまさかのお願いでスタジオは爆笑の大ヒットネタだが、実は外国人の間でも大ウケしているのだ。
「いろんな海外YouTuberがネタを見てみたという動画をアップしていますが全員絶賛。しかも、意外なことに下ネタを毛嫌いしそうな女性たちも大笑いしています」(芸能ライター)
実は、下ネタ好きが多いのは日本も外国も同じ。どぶろっくの場合、テレビでも使えるように放送禁止用語は使わず、全体的に下品になりすぎていないのも大きいようだ。
「特にこの大きなイチモツのネタは、欧米の方には馴染みのあるオペラ調のセリフ回しです。そもそも海外では曲ネタ自体が珍しく、その点でも新鮮だったのでしょう」(同)
ネタを英文に翻訳して紹介している動画やサイトもあるほどで、言葉がわからなくても面白さが伝わる一発ギャグ以外のネタで評価されているのはスゴいの一言だ。
「彼らが最初にブレイクするきっかけになった『もしかしてだけど~』は自分たちが英語バージョンで歌っている動画もありますが、他のネタも海外向けにアップしたほうがいいですね。そうすればYouTubeから海外での人気に火がつくかもしれません」(同)
確かに、16年に世界中でブレイクしたピコ太郎も同じ歌ネタだった。彼に続く存在として海外で活躍する日も近いのかもしれない。