ゴールデンタイムの賞レースでも下ネタを貫いた「どぶろっく」の信念

 9月21日放送の「キングオブコント2019」(TBS系)で見事12代目“コント芸日本一”となったお笑いコンビ・どぶろっく。コンビ結成16年目の2人はこれまで、こうした賞レースにおいて常に“にぎやかし”のポジションとして扱われていた感が強かったが、初めての優勝を獲得。総エントリー数2413組の頂点に立った。

 坊主頭とヒゲが特徴の江口直人はうれし涙を流し、相方の森慎太郎は目を潤ませながら満面の笑みを見せた。ファイナリスト10組中6組が決勝初出場の中、今年41歳の2人は最年長。昨今は、昨年の「キングオブコント」王者のハナコや霜降り明星など“お笑い第7世代”と呼ばれる若手の台頭が顕著だが、優勝直後に森が語った「自分たちのスタイルを思いっきりやったら、たくさんの人に評価されて幸せです」との言葉どおり、どぶろっくは従来の「下ネタ歌謡」をゴールデンタイムで放送される大舞台でも堂々と歌い上げ、大爆笑王へと登り詰めたのだった。

「どぶろっくのいつでもどこでも変わらぬ下ネタを高らかに歌い上げる芸風に、多数の祝福の声がネット上にもあがっています」(女性誌記者)

 ケンドーコバヤシに背中を押されてこの大会に出場したというどぶろっく。森の旺盛な出場意欲に対し、江口は及び腰だったそうだが、5歳の頃からの幼なじみが醸し出すコンビネーションと子供のように下ネタを喜ぶ姿は唯一無二の存在と言えるだろう。

 優勝賞金1000万円で、また際どいネタを仕込んでほしいところだ。

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