「さらば青春の光」コンビ格差が拡大中! 森田哲矢の辣腕ぶり

 お笑いコンビ・さらば青春の光のコンビ格差が著しい。08年に結成した森田哲矢&東ブクロは「キングオブコント」(KOC)のファイナリストに6度もなる筋金入りのコント師。13年3月まで松竹芸能に所属しており、現在は個人オフィス「ザ・森東」の取締役兼唯一の所属タレントだ。松竹退社の引き金となったのは、東ブクロの不貞行為だった。

 東ブクロ(当時は東口宜隆)は、プロダクション人力舎所属の先輩トリオ芸人・鬼ケ島の和田貴志の元妻Nさんと不貞関係に。夫婦が住んでいたマンションでも肉体関係を結んでいた。カンケイはおよそ3カ月続き、噂はまたたくまに広がって事実確認をしたうえで、鬼ヶ島が所属する人力舎はさらばを共演NGにした。ちなみに、不貞がバレる前に争った13年のKOCでは、鬼ケ島が準優勝、さらばは4位だった。

 結果、和田は結婚1年で離婚。松竹は東口を解雇。のちに元妻は所属事務所の社長と不貞関係にあり、社長が夫婦を離婚させるために、東ブクロに不貞を仕掛けさせたと、数年後に東ブクロは明かしている。

 それでも無罪放免とはならなかった。東ブクロには女性スキャンダルの余罪が多く、今年4月には一般女性を2度も妊娠させて、トラブルになっていたことが報じられた。本人はすべてを認めたが、出産、認知といった続報はない。これを機に、公の場から姿を消した。

 相方の不祥事をカバーすべく、森田は孤軍奮闘。元来オールラウンダーだがソロ芸にも拍車がかかり、今秋からピンでのレギュラー番組が増加するなど、とにかく絶好調だ。

 19年に、木の棒で木の棒を倒すだけのフィンランド発祥のスポーツ「モルック」を始めると、競技人口が少ないため日本代表となり、日本モルック協会公認モルックアンバサダーに就任。TOKYO MXテレビで「キングオブモルックのモルックスタジアム!」のレギュラー番組を射止めた。

 昨年は、自著「メンタル童貞ロックンロール」を出版。今夏には、かねてからの艶動画好き活かして、最大手であるSOD(ソフトオンデマンド)とタッグを結成。オリジナルコント「ペンション殺人事件」を艶映像化して、制作総指揮を務めた。ドラマパートの台本と演出も担当、探偵役として艶ビデオ初出演もしている。

「趣味を仕事につなげる才能は天下一品。都内の五反田にバー『さらばBAR』をオープンしており、森田がオーナーです。さらばのオンライン会員制バー『さらば青春のBAR』を店舗化したもので、大のゴシップ好きとしてはネタ収集、コネクション拡大におおいに役立っているようです」(週刊誌記者)

 不祥事三昧のクズ芸人と、辣腕でマーケットを拡大しつづける制作者気質の芸人。この差は今後、さらには広がりそうだ。

(北村ともこ)

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