新庄新監督でさらに上がる?日ハム新球場移転先の地価が爆上がり中!

 2023年に札幌ドームから新球場エスコンフィールド北海道への移転が決まっている北海道日本ハム。現在、急ピッチで工事が進められているが敷地内にはスタジアムに加え、商業施設や遊興施設、ホテル、マンションなどの建設も予定されている。

 ただし、場所は札幌市内ではなく、東側に隣接した北広島市。実は、新たなホームタウンとなる同市の地価が爆上がりしており、9月に公表された国土交通省『令和3年地価調査結果』の基準地価の上昇率ランキング上位10カ所中、9カ所が北海道。なんとこのうち2~4位はいずれも北広島市なのだ。

「全国の自治体別の地価上昇率ランキングでも北広島市は全国2位。札幌のベッドタウンとして以前から地価は少しずつ上がっていましたが、ここまでの大幅な上昇は間違いなく新球場の建設が影響しているでしょうね」

 そう指摘するのは、道内の不動産業者。実際にこちらの会社に北広島の住宅や土地の購入・売却を検討する人からの問い合わせは昨年に入ってから増えているという。

「北広島駅から新球場は少し離れているのですが、実は近くにJRの新駅が誕生する予定で札幌からのアクセスも便利になります。線路を挟んだ新球場の反対側には大きな住宅地が広がっていますが、ここは中古住宅でも確実に需要があるはず。弊社もそうですけど、各業者ともこのエリアの物件をなんとか確保しようと躍起になっていますよ」(同)

 なお、北広島市ほどではないにせよ、札幌周辺の自治体は軒並み地価が上昇している。そんな中で飛び込んできた今回の新庄監督就任のニュースだが、これが北広島市の地価にさらなる影響を与える可能性があるとか。

「監督就任が追い風となり、地価の上昇が今後も続くかもしれません。同じJR千歳線の沿線で北広島市の南に隣接する恵庭市も今年の自治体別地価上昇率は全国5位。地価が上がった地域は不動産の売買が活発になるため、道内の不動産関係者はビジネスの面でも新球場や新庄監督就任を歓迎していますよ」(同)

 指揮官として15年ぶりに復帰した球界のプリンスは、チームのみならず地元不動産業界にとっても救世主となりそうだ。

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