5.2%の大惨敗!太川陽介&蛭子能収「バス旅」がコケた3つの原因

 太川陽介と蛭子能収の名コンビが「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)に帰ってきたのは5月16日のこと。「太川蛭子の旅バラ」として2年4カ月ぶりに過酷な旅に挑んだ。

 2人は17年1月に惜しまれながら引退。その理由を太川は「日本中を旅して乗るバスがなくなったこと」と「高齢の蛭子が体力的にきつくなったこと」を挙げている。それがなぜ復活したのか。理由はテレビ東京の苦境にあるようだ。

「名物企画を連発して高視聴率を獲得し、“民放万年最下位”から脱したテレビ東京ですが、その勢いにも陰りが見えています。『バス旅』はコンスタントに2ケタ視聴率を稼ぐドル箱番組でしたが、田中要次と羽田圭介に変わってからひとケタにとどまっています。昨年秋ごろからバス旅に似た『中山秀征の秘境路線バス 乗客全員ふれあい旅』や『ローカル鉄道寄り道の旅』をスタートさせましたが、こちらもいまひとつ。太川と蛭子の人気にあやかろうと『太川蛭子の旅バラ』を始めたものの初回の視聴率が6.0%、第2回は3.2%と大コケ。もう残された手段は太川と蛭子のバス旅を復活させるしかないというわけです」(テレビ誌ライター)

 期待を背負って復活したバス旅だったが、結果は惨敗。視聴率5.2%に終わった。

「敗因は告知不足でしょう。なにしろコンビ復活が告知されたのは放送のわずか1週間前。放送の前には連日、過去のバス旅を再放送してアピールしましたが、再放送が昼間だったこともあり、ほとんど話題になりませんでした。また枠が変わったのも痛い。以前は土曜日の夜で、次の日を気にせずお酒を片手にゆっくりと見ることができました。そのまったり感と番組がマッチしていたと思います。旅バラは木曜日。とてもゆっくり見る気にはなりません」(前出・テレビ誌ライター)

 加えてバス旅が3泊4日から1泊2日に短縮されたこと。ナレーションがキートン山田ではなくなったことも影響したようだ。

「太川と蛭子が飽きられたわけではないと思います。久しぶりのバス旅はやはり面白かった。回数を重ねていけば視聴率は上がるはず。いや上がると信じたいですね」(前出・テレビ誌ライター)

 2人の旅はまだまだ続く。山あり谷ありぐらいがちょうどいいのかもしれない。

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