安住紳一郎が大苦戦し、国山ハセンが株を上げたTBSアナ“秋の戦局”

 TBSの安住紳一郎アナウンサーがMCを務める朝の情報番組「THE TIME,」(同局系)が、振るわない。〝絶対的エース〟と称される安住アナが絶体絶命のピンチだ。

 同番組は、元フリーアナウンサーの夏目三久がMCを務めた「あさチャン!」の後継番組として10月1日にスタート。MCは月曜〜木曜が安住アナ、金曜は俳優の香川照之が担当。初回は安住アナと香川が揃って出演し、午前7時台の平均世帯視聴率は6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録。前日9月30日放送の「あさチャン!」最終回・第2部(午前7時台)の平均世帯視聴率6.1%を上回った。しかし、その後は波に乗り切れていない。平均世帯視聴率は5%(午前7時台)を切り、低迷が続いている。

 絶対的エースの安住アナも焦っているのではないだろうか。10月4日配信の「NEWSポストセブン」によると、安住アナは2020年、局長待遇の「アナウンスセンターエキスパート職」という役員の一歩手前となる役職に昇進。「THE TIME,」が成功すれば、役員は確定。さらにその上に行く道も開けてくるとか。だが、現状は険しい道のりだ。

 その一方、脚光を浴びているアナウンサーがいるという。

「同局の国山ハセンアナです。国山アナは8月30日からフリーアナウンサーの小川彩佳がメインキャスターを務める『news23』(同局系)にキャスターとして加入。9月配信の『デイリー新潮』によると、何となく冷たい感じがする小川アナでは、視聴者がリラックスできないという声があったとか。ソフトで爽やかな国山アナが一緒に映ることで、番組の雰囲気が変わったといいます。まだ視聴率は好転していませんが、番組自体は以前より格段によくなったと、国山アナの評価は上々です。『THE TIME,』の低迷が続き、『news23』が上向いてくれば、国山アナは安住アナにグッと近づけるのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)

 安住アナが絶対的エースの意地を見せるか、国山アナが台頭するか、朝と夜の看板番組に注目だ。

(石田英明)

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